【着物トレンド会議】いま改めて楽しみたい「着物らしさ」とは?華やか、重厚さに回帰
撮影=赤尾昌則(white STOUT)、江原英二(Astro80) ヘア&メイク=光倉カオル(ダイナミック) 着付け=小田洋子、奥泉智恵 モデル=竹厚 綾、林田岬優 撮影協力=ACホテル・バイ・マリオット東京銀座 『美しいキモノ2022年冬号』より
A イベントが目白押しの冬のシーズン。近ごろはようやく人が集う機会が増え始めているようです。
B ここ最近はワントーンコーデや無地感覚など、あっさり・すっきりした装いに人気がありましたが、いまあらためて華やかで重厚な着物を見たい気持ちが、皆さまのなかで高まっているようですね。
C 今季は例年になく「松」の模様の着物を多く目にしました。さらに深緑などのこれまでにない地色に松を合わせていて、王道の古典模様が新鮮に感じられました。
<写真>松葉を笠のように図案化した笠松模様を幾重にも重ねた訪問着。きれいな地色が、洗練された雰囲気を醸します。着物と帯(きもの創り玉屋銀座店) 帯〆(渡敬) 帯あげ(絞彩苑種田) リング2,915,000円(ショパール[ショパール ジャパン プレス]) バッグ69,300円(伊と忠) ぞうり47,300円(四谷・三栄)
A カジュアルな着物はいかがでしたか?
D 今季は、ピンク色の地色の着物が目に付きました。ここ最近はずっと水色や淡いグリーンなどの寒色系が人気でしたが、揺り戻しでしょうか。
E ピンク色ってやっぱりいつの時代にも気分が上がるし、女性であればときめくカラーですよね。商品を選ぶ私たち消費者の気持ちも、作り手の側も、ピンク回帰のタイミングなのかも。
<写真>ピンク地に青の唐花の小紋。気分を晴れやかにしてくれるピンクこそ、冬枯れの景色のなかで明るく映えます。着物(最上tel.03-3666-8537) 帯(貴久樹tel.075-212-7677) 帯〆(龍工房) 帯あげ(さんび[荒川]) リング770,000円(ミキモト) バッグ110,000円(スマイソン[SMYTHSON])