両親の血液型 | 子供の血液型の可能性 | 子供の血液型の不可能性 |
---|---|---|
O + O | O | A、B、AB |
O + A | A、O | B、AB |
O + B | B、O | A、AB |
O + AB | A、B | O、AB |
A + A | A、O | AB、B |
A + B | AB、A、B、O | |
A + AB | A、B、AB | O |
B + B | B、O | A、AB |
B + AB | A、B、AB | O |
AB + AB | A、B、AB | O |
ABO式血液型(ABOしきけつえきがた)は、血液型の分類法の一種。ヒトの場合はA、B、O、ABの4型に分類する。型を決定する対立遺伝子はA、B、Oの3種、遺伝子型はAA、BB、AB、AO、BO、OOの6種がある。
このように血液型は遺伝子で決定されるが、輸血などで必要な情報はA・B・AB・Oの4つのみで、遺伝子の組み合わせを意識することはほとんどない。しかし血液型の遺伝子はメンデルの法則に従うので、両親と子供の血液型から、遺伝子の組み合わせを推測できる場合がある。例えばともにA型の夫婦からO型の子供が生まれた場合、両親の遺伝子の型はどちらもAOである。O型の子供が産まれるには、O遺伝子を持つ精子とO遺伝子を持つ卵が受精しなければならないが、親の血液型がA型ということは少なくとも1つのA遺伝子を持っているはずだからだ。