2回目の「フリーズ・ソウル」が9月に開催へ。日本からは12のギャラリーが参加
今年は、韓国にスペースを持つギャラリーを中心に世界30ヶ国から120以上のギャラリーが参加。昨年の約110ギャラリーより微増している。出展ギャラリーのうち、ガゴシアン、ハウザー&ワース、Kukje
Gallery、Lehmann Maupin、Gallery Vacancyなど昨年に引き続き参加するギャラリーのほか、Antenna
Space、Crèvecœur、Galerie Peter Kilchmannなど、今年初めて参加するギャラリーもある。
日本からは、Anomaly、東京画廊+BTAP、タカ・イシイギャラリー、小山登美夫ギャラリー、Maho Kubota Gallery、Misako &
Rosen、Nanzuka、Taro Nasu、Take Ninagawaが出展。また、Kosaku KanechikaとSCAI the Bathhouse
は今年始めて参加し、Yutaka Kikutake Gallery
は2011年以降にオープンしたアジアを拠点とするギャラリーによるアーティストの個展を紹介する「フォーカス・アジア」セクションに入選されており、来年の
ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館の代表作家である毛利悠子の作品を紹介する予定だ。
メインセクションのほか、今年のフリーズ・ソウルでは上記のフォーカス・アジアと「フリーズ・マスターズ」セクションも展開。今年のフリーズ・マスターズでは、20以上のギャラリーに拡大され、オールドマスターから20世紀後半まで古今東西のアートを紹介する。
同フェアのディレクターを務めるパトリック・リー
は声明文で、「昨年の初開催の成功を踏まえ、フリーズ・ソウル2023では、アジアを拠点とする出展者にとくに焦点を当て、世界中から優れたギャラリーが集結し、最高のアートを紹介する」としつつ、次のような期待を寄せている。「コラボレーションの精神を体現する特別企画のダイナミックなプログラムを拡充し、世界中のアーティスト、コレクター、キュレーター、アートファンとの異文化交流のひとときを創出することを楽しみにしている」。