薬物乱用防止へ 駐在員夫妻が小学校で熱演 埼玉
講師を務めたのは、同署野田駐在所の勤務員、山形俊介巡査部長(38)。山形巡査部長は、同小6年1組の児童約30人に向けて、覚醒剤や大麻などの違法薬物の危険性をスライドを利用して訴えると、元警察官の妻、麻理子さん(35)と二人三脚で、薬物の使用を勧められた場合の対処方法を解説する芝居を熱演した。
同小では中学校への進学を控える児童らに対して、薬物についてより専門的な知識を身に着けてもらうことを目的に、約10年前から山形巡査部長に講演を依頼しているという。
薬物乱用防止教室に参加した同小6年の片柳陽瑠(はる)さん(12)は、「薬物の使用を勧められても、ちゃんと断って絶対にやらないようにしたい」と話した。
講演後、山形巡査部長は「薬物は一度使ってしまったら止められない。中学校に入学してから、もし甘い誘いを受けても固い意志を持って必ず断るようにしてほしい」と力を込めた。