旧飛行学校格納庫の骨組み移設か 千葉公園体育館、解体前に見学会
昭和31年に千葉県営の体育館として建設された千葉公園体育館は、47年に千葉市に移管。その後はスポーツ大会や式典の会場として利用されてきたが、老朽化のため今年4月に閉鎖した。
訪れた人たちはパネル展示などで体育館の歩みを振り返り、床や壁に感謝の言葉や思い出を書き込んだ。子供の頃によくバスケットボールの試合で利用したという40代の女性は「生まれたときからある体育館なので(解体は)さみしいが、長い間がんばってくれて感謝の気持ち」と語った。
40代の司書の女性は「貴重な歴史遺産がなくなることはさみしい思いがする」。神奈川県の男性(40)も「歴史的なものだが(解体は)仕方がない。かつての軍事施設が再利用されたことが広く知られてほしい」と話していた。