稲部遺跡出土の矢入れ具「靫」 3世紀中ごろ、国内最古と判明 2023-06-28 滋賀県彦根市などは28日、同市稲部町の稲部遺跡から出土した矢入れ具「靫(ゆき)」の断片を科学的に分析した結果、3世紀中ごろにさかのぼると判定され、国内最古と判明したと発表した。靫は首長の権威の象徴とされ、古墳時代前期(3世紀後半~4世紀)の古墳の副葬品として約30の出土例がある。市は「靫が古墳時代初頭には既に製作され、使われていたことを示す貴重な資料だ」としている。