• Outils en Ligne
  • - Calculatrices
    • Compteur de Caractères
  • - Téléchargement
    • Téléchargement TikTok
    • Téléchargement Douyin
  • - Outils Web
    • BASE64
    • Base64 vers image
    • Image vers Base64
    • Encodage URL
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Convertisseur Unicode
    • Formatage JSON
    • Modifier l’Extension
    • Créer une Liste
    • Optimiseur CSS
  • - Outils de Chiffrement
    • Chiffrement MD5
    • Générateur Aléatoire
  • - Outils d’Image
    • Compression d’Images
    • Générateur de QR Code
    • Lecteur de QR Code
    • Prévisualisation de Fond
    • EXIF d’image
  • - Fiches d'information
    • Hérédité du Groupe Sanguin
    • Tailles Vêtements
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
パーマネントの造形性。きりとりめでる評「大岩雄典 渦中のP」
2023-03-13
パーマネントの造形性。きりとりめでる評「大岩雄典 渦中のP」

 「大岩雄典
渦中のP」を見るため、わたしは初めて青森県にある十和田市現代美術館へ赴いた。大岩の展示作品はどうやら美術館から10分ほど歩いたところにあるサテライト会場「space」の中にあるらしい。会場に向かう途中、こんなものがあった。誰かの作品だろうか。



 木になにかオレンジ色の布のようなものが引っかかっている。十和田市現代美術館は入館せずとも作品が日常的に鑑賞できるような構成をとっていることでも有名だ。地域には草間彌生などのパーマネントコレクションが「まちなか常設展示」として点在している。ライラ・ジュマ・A・ラシッドの《虫-A》に至っては座ることもでき、むしろ作品とかではなくただのベンチだと思うこともあるかもしれない。というわけで、このオレンジの布もだれかの作品かと思ったが、ほかの作品とは違って探してもキャプションがない。歩き進める。「space」に到着した。



 会場に入ると、白い台座にペイズリー柄の敷物が敷かれ、その上に消毒液の入ったポンプボトルが置かれていて、わたしはシュッシュとアルコールを掌にこすりつける。壁面には日英の文章が書かれた紙が8枚ほど貼ってあった。入り口にほどちかい紙にはこんなことも書いてあった。

P、入場。 P enters,
ポンプを押す。 Push a pump.
手のひらをすりあわせる。 Press and rub palms.
執拗に何度も。 Persistently again and again.
 紙に書かれた言葉はこのような具合で、発言者はわからないが、発話ごとに改行されている戯曲のようだ。英訳をみるとすべてが頭文字にPを持つ英単語で書かれている。


 指示書ともいえるものもあれば、2人組のお笑いのネタのようなものもあれば、ト書きのように身振りや舞台設定を示す言葉が挿入されていることもある。会場の大きくあいた窓から見えるもののうち、「P」で始まるものが羅列された紙も。「P」から離れた単語は「Fire」くらいだ。


 「space」の渦中では、日英を読み比べたりして、歩くペースはゆっくりになる。ひととおり見終わって会場を出ると、会場のとなりに車がパーキングしている。止めっぱなしにみえる車には赤いポリタンクとピストル。白いパネルも放置されているようだ。赤いポールが立っている。ああ、ピーポー......パラソルにペチュニアにパラシュートにパレットにパーチにパープル......。

 美術館に戻ってきた。


 「space」に向かう前に、一定の観賞者は美術館内にあるカフェの壁に掛かっていたアクリルで額装されている作家の言葉を目にしたかもしれない。額装されているということは作品なのだろう。1000文字ほどのテキストから、一部を抜粋する。


「この視点から僕が賭けたいのは、目的ではなく過程、時間通りではなく遅刻、約束ではなくもっともらしさのほうです...絵画のようにはてしなく立ち止まりつづけるふりをする...現代に=ともに居合わせることではなく、...」
 使われている言葉は英単語ではこのようになっていた。

pledge:賭ける
purpose:目的
procedure:過程
punctuality:時間通り
procrastination:遅刻
promise:約束
plausibility:もっともらしさ
painting:絵画
persistently:はてしなく
pause:立ち止まる



 ここでわたしが言いたいのは、英単語の縛りが成文のルールになっているということのパラノイア性自体ではない。無限に書きようのある「とある手順」についてどう書くべきか、それをPを英単語の頭文字に持つ言葉で書くことで形を与えたのだ、と考えるということだ。そのような方法論であれば、故に、以下の嚙み砕き方も許容範囲だろう。


 「この視点から僕が担保したいものは、決意ではなく手順、几帳面さではなく後回し、期待ではなく実現可能性です...塗装が永久に残っているという偽装...現代に=ともに居合わせることではなく、...」


 この抜粋を起点に、ここにある大岩の言葉とはポストコンテンポラリー(アート)にまつわる暫定的なルールだ、とまとめても良いかもしれない。例えば、ボリス・グロイスや岸井大輔が「近現代美術」が諸理論の要請に駆り立てられ、それぞれの理論に立てば、何かの理論に相反するという状況を芸術がいかに乗り越えるかを論題とするように。


 この問題設定のなかで考えてみると、大岩が本展で提示するのは、来るべき総合的な理論の達成というよりも、互いが抱えた約束にむけた妥協点の模索というよりも、当座のひとつの実現可能性だ。よりリテラルには、展覧会というものの仮設性の解体、ともに居合わせることの打破という意味での実現可能性。そう、塗装が永久に残っているという偽装を行うということである。


 では、本展での「永遠への偽装」はいかに行われたか。端的にはパラノイアを装備可能にするということである。ひとが「P」を頭文字に持つ事物に気付くやいなや、この展覧会のことを想起しつづけるという症状を持つこと、そのトレーニングのために館内のカフェには鉛筆と「P」の穴埋めパズルまで準備してあった。あるいは、十和田に大岩の息がかかったかもしれない「P」が存在しつづけると、もっともらしく偽装しうるということである。


 ここにきて、十和田で大岩が展開した「P」のほとんどが美術館の屋外にあるということが意味を持ち出す。十和田市現代美術館のパーマネントコレクションのとなりにあって実現可能性としての「永遠」を造形せんとするということ。そして、大岩しか知らない「P」の埋め込みがあったとして、それが美術館がつづく以上に残り続けるかもしれないという賭けだ。白いペンキで塗られたパネルがどこかで永久に残っているかもしれないという偽装。展覧会という2ヶ月のあいだにともに居合わせることなしに、あの土地にさえ行ければ、ずっといつでも誰でも大岩の「P」は鑑賞できるのだ。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/bd7d3ae3777dba0523dd7407a2d60fbac2d09da3

Autres Outils
  • Compteur de Caractères Téléchargement TikTok Téléchargement Douyin BASE64 Base64 vers image Image vers Base64 Encodage URL JavaScript Timestamp Convertisseur Unicode Formatage JSON Modifier l’Extension Créer une Liste Optimiseur CSS Chiffrement MD5 Générateur Aléatoire Compression d’Images Générateur de QR Code Lecteur de QR Code Prévisualisation de Fond EXIF d’image Hérédité du Groupe Sanguin Tailles Vêtements
  • 藤井聡太八冠、瀬戸際の戦い 将棋叡王戦、31日に第4局
    2024-05-29

    将棋叡王戦、藤井が勝ち最終局へ
    2024-05-30

    <今週の本棚・次回の予定>6月8日の毎日新聞書評欄は『新装版 ペルーからきた私の娘』ほか
    2024-06-03

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    「警察密着24時」担当者ら懲戒 テレビ東京、石川社長は3割返上
    2024-06-03

    映画「ゴジラ‐1.0」の震電は「コックピットだけ復元」のはずだった…山崎貴監督がエピソード披露
    2024-06-04

    第34回福岡アジア文化賞受賞者が決定。大賞は真鍋大度
    2024-06-04

    太宰府天満宮で「Fukuoka Art Book Fair」が開催へ
    2024-06-04

    国際博物館の日、今年のテーマは「学びと研究のための博物館」
    2024-06-04

    お台場エリアを舞台に新芸術祭「東京お台場トリエンナーレ 2025」が誕生
    2024-06-05

    特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」が国立国際美術館で開催。00年代からの仕事を総覧
    2024-06-04

    PARCELで「Not Quite」開催。「~でなくもない」作家が集結
    2024-06-04

    「再会長江」北京で特別上映 竹内監督のトークイベントも
    2024-06-04

    佐渡金山の世界遺産登録、「情報照会」勧告
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去 「ハーレムの熱い日々」
    2024-06-06

    佐渡金山「情報照会」と勧告 世界遺産登録に可能性残す
    2024-06-06

    「江戸期より後の遺構」 世界遺産目指す佐渡の金山、一部除外勧告
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    パートナーとの強い絆から生まれた、ベンジャミン・ブリテンの代表作【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛