• Outils en Ligne
  • - Calculatrices
    • Compteur de Caractères
  • - Téléchargement
    • Téléchargement TikTok
    • Téléchargement Douyin
  • - Outils Web
    • BASE64
    • Base64 vers image
    • Image vers Base64
    • Encodage URL
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Convertisseur Unicode
    • Formatage JSON
    • Modifier l’Extension
    • Créer une Liste
    • Optimiseur CSS
  • - Outils de Chiffrement
    • Chiffrement MD5
    • Générateur Aléatoire
  • - Outils d’Image
    • Compression d’Images
    • Générateur de QR Code
    • Lecteur de QR Code
    • Prévisualisation de Fond
  • - Fiches d'information
    • Hérédité du Groupe Sanguin
    • Tailles Vêtements
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
加藤泉による巨大野外彫刻が恒久展示。フランス、ル・アーヴル市内広場で
2022-07-01
加藤泉による巨大野外彫刻が恒久展示。フランス、ル・アーヴル市内広場で

 パリから電車で北西に2時間強の場所にある港町、ル・アーヴル。セーヌ川が湾をつくり、大西洋にも広かれた土地は、1517年の設立以来、時代を刷新するクリエーションが培われてきた。まずは水運や造船業を発展させ交易の中心に、19世紀には印象派を代表する画家クロード・モネのゆかりの地となった。第二次世界大戦で破壊されたが、建築家オーギュスト・ペレにより再建された近代都市が世界遺産に登録されている。


 2015年にはブラジル人建築家オスカー・ニーマイヤーによる真っ白い火山の形をした図書館が開館し、ランドマークとなっている。さらに2017年には同市の誕生500周年を記念し「A
Summer in Le
Havre」という公益事業を開始。アーティストに依頼した野外作品をまちなかに展示、一部をそのまま公共空間でコレクションし、近代文明の街を現代アートで更新させている。


 都市型芸術文化政策では先輩のナント市で、アートディレクションをしていたジャン・ブレイズが仕掛け人だ。ル・アーヴルでも地域住民や観光客から広く支持され、初年度に200万人もの動員を記録した(日本人アーティストでは塩田千春が出展)。公的機関や経済関係者の支援を得て毎年夏のイベントとして定着し、前年度までに世界から20名以上のアーティストを招聘している。

構想


 加藤がル・アーヴルに初めて訪れたのは、去年の11月だった。芸術監督のジャンさん、そのキュラトリアルチームと街を歩いて、19世紀に建てられた聖ヴァンサン=ド=ポール教会前広場のための作品を制作することが決まった。設置の時期は半年後の初夏にあたる。加藤は夏休みを待ちわびる子どものように、頭の中で緑々とした木と太陽の光を想像し、そこに溶け込む像を構想した。高さ7メートルに拡大することを前提に、デッサンと1メートル程の大きさの木彫の模型を用意し、ドイツの鋳造会社で制作することになった。

表現の根源にあるもの


 街の歴史はあまり意識しなかったという加藤だが、世界を構成する万物を愛でてやまない画家が今回想ったのは先の印象派の表現だった。朝焼けのル・アーヴル港を描いた《印象、日の出》は1872年に32歳のモネが描き、その2年後の「第1回印象派展」に出品した絵だ。同派の画家たちによる最初の展覧会に出した絵だ。加藤がアーティスト活動に専念し始めた歳も30代で、自分にとっての絵の大切さがわかったという。モネの水面の描写が周囲の絶妙な光やその変化までを取り込んだように、加藤の「無題」もまた、周囲の木々や建物の色だけでなく、それらの四季の移り変わりが色のパターンとなり散りばめられているようでもあり、静的だが躍動感のある表現となっている。


 タイトな制作期間のなか、砂型を使って一回限りの鋳造で像の下地を仕上げた。着彩は加藤本人だけで描きあげることとし、普段は素手やヘラなどを使うが、今回は屋外の恒久展示に耐えうる特殊な塗料を使う必要もあったため、日本から持ってきたいくつかの刷毛を利用した。高所作業台の操作は20代に就いていた工事現場の仕事で習得していたが、マティスが南仏のロザリオ礼拝堂内の壁面に巨大な人物像を描いたときのような持ち手の長い用具はなかったので、画面にごく近い距離から描きながら時々全体を確認するという工程を繰り返し、3日間で仕上げた。


 ル・アーヴルに加藤が呼ばれたのは宿命だったと思われる。加藤はアール・ブリュットの影響を受けているが、名付け親のジャン・デュビュッフェはこの地で生まれている。画家・彫刻家で汎神論者でもあったデュビュッフェは「生の芸術」を志向し、西洋中心主義のアカデミックな美術を批判し、当初独学で絵を学びながら、一般的には使われてこなかった素材や手法を積極的に用いた。子供や精神病患者の作品も収集しながら生きるための根源的な芸術表現を分析し、また、自身の作品は60年代以降に巨大化している。


 加藤にとっても描くことが生きる目的そのものとなり、今日も本能で描く。また、彫刻作品は絵を描き続けるための口実でもあり、いずれの作品にも物語を加えることはない。表している姿形は明確なのだが、鑑賞者には完全な解釈の自由が与えられている。例えば、今回のモニュメントでも、人型の像にスズメバチらしき昆虫が停まっているが、局部に位置しているので人の性別的特徴が隠されている。ここで人間と非人間の共存の姿を深掘りしようが、ハチにまつわる痛みのような感情を不快に思おうが、加藤は構わない。


 西洋のキュレーターらから、加藤の名もなき作品群にアニミズムやトーテムポールを指摘されることがあるが、このモニュメンタルな《無題》もこれまでの作品同様に特定の信条や精霊を象徴していない。加藤の美学上に成り立った色面であり造形である。やや遠方から教会を発見したのちにこの作品を発見する際、《無題》はまるで周囲に擬態しながら生息している。この大きさになってもなお、見た人がどうとらえるかによる存在なのだ。


 気になっていたのだが、加藤の描く人型の眼に瞼はなさそうで、立体作品では魚眼のように水晶体と瞳孔のような表現で半円球に飛び出ている。7メートルの彫像から飛び出ているそれはラピスラズリの真っ青さで、海中の光をもとらえる眼球というより地球そのものにも見える。画家にとって眼は世界をとらえるために重要な器官に違いなく、その誇大表現は絵画史や「見ること」の進化を考えさせる鏡なのか。趣味の釣りやマスクを扱う作品との相互関係もあるのかなどを、今度は聞いてみたい。


 取材の最後に、マシューと名乗るル・アーヴル市民のひとりが雑談を続ける私たちに近づいて、私に言った──「数日前、これを設置しているのを遠くから見て気持ちが悪いと思ったけれど、今日ここに立ったのを見にきて感動しました、と伝えてくれますか?」


 その日私が加藤にした数々の質問は不要なものだったようだ。大地に実際に根を張った加藤の作品は生の感動をもたらし、ル・アーヴルという街にすでに溶け込んでいるのだから。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/d8cb9534295b78877d855b5a81bbf14859d4527c

Autres Outils
  • Compteur de Caractères Téléchargement TikTok Téléchargement Douyin BASE64 Base64 vers image Image vers Base64 Encodage URL JavaScript Timestamp Convertisseur Unicode Formatage JSON Modifier l’Extension Créer une Liste Optimiseur CSS Chiffrement MD5 Générateur Aléatoire Compression d’Images Générateur de QR Code Lecteur de QR Code Prévisualisation de Fond Hérédité du Groupe Sanguin Tailles Vêtements
  • 美術館の裏側を伝える展覧会「鎌倉別館40周年記念 てあて・まもり・のこす 神奈川県立近代美術館の保存修復」レポート
    2024-05-29

    「韓国版純烈」K4の「アダルトKポップ」 日本デビュー曲USEN1位も獲得 コアな追っかけも
    2024-05-30

    「ねこクラゲ」被告、脱税認める 原稿優先で申告せず、福岡地裁
    2024-05-31

    【6月1日~2日】週末必見の“アート&デザイン”まとめ!
    2024-06-01

    〈テロ事件と「美の復讐」〉15世紀末・イタリア「メディチ家兄弟暗殺計画」とルネサンスの画家たち
    2024-06-01

    ビルケンシュトック、創業から250年の歴史を振り返る2冊を出版
    2024-06-01

    テレ東が警察密着番組の担当者らを懲戒処分
    2024-06-03

    河合隼雄物語賞に八木詠美さん 学芸賞は湯沢規子さん
    2024-06-03

    映画「ゴジラ‐1.0」の震電は「コックピットだけ復元」のはずだった…山崎貴監督がエピソード披露
    2024-06-04

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    「2億円トイレ」のイメージ図など公開 大阪・関西万博
    2024-06-04

    レイモンド・ローウィの名言「優れたインダストリアルデザインは、…」【本と名言365】
    2024-06-04

    千年後の未来へ 太宰府天満宮のふすま絵完成 日本画家神戸智行さん移住し10年かけ完成
    2024-06-04

    知ってる? 「登録博物館等マーク」
    2024-06-05

    石川九楊の個展「石川九楊大全」が上野の森美術館で2ヶ月連続開催へ
    2024-06-05

    田名網敬一「TANAAMI!! AKATSUKA!! / 45 rpm」展、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催
    2024-06-04

    105歳で死去した画家弥勒祐徳さん おごらず、黙々と、ひたすらに神楽など描く
    2024-06-05

    大学入学共通テスト、追試は本試験1週間後 コロナ禍前に戻す 月経痛の配慮明記も
    2024-06-05

    「安全だと誰も言わない万博」爆発事故で教職員組合 大阪府に子供無料招待中止申し入れ
    2024-06-04

    藤井八冠、5連覇へ白星発進 将棋棋聖戦、山崎八段破る
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛