• Outils en Ligne
  • - Calculatrices
    • Compteur de Caractères
  • - Téléchargement
    • Téléchargement TikTok
    • Téléchargement Douyin
  • - Outils Web
    • BASE64
    • Base64 vers image
    • Image vers Base64
    • Encodage URL
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Convertisseur Unicode
    • Formatage JSON
    • Modifier l’Extension
    • Créer une Liste
    • Optimiseur CSS
  • - Outils de Chiffrement
    • Chiffrement MD5
    • Générateur Aléatoire
  • - Outils d’Image
    • Compression d’Images
    • Générateur de QR Code
    • Lecteur de QR Code
    • Prévisualisation de Fond
    • EXIF d’image
  • - Fiches d'information
    • Hérédité du Groupe Sanguin
    • Tailles Vêtements
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
【書評】日台の狭間で起きた「野球」をめぐる悲劇と希望:唐嘉邦著、玉田誠訳『台北野球倶楽部の殺人』
2022-12-27
【書評】日台の狭間で起きた「野球」をめぐる悲劇と希望:唐嘉邦著、玉田誠訳『台北野球倶楽部の殺人』

野嶋 剛
昨今日本の出版界で注目を集める「華文ミステリー」。その登竜門である島田荘司賞を受賞した台湾の作品『台北野球倶楽部の殺人』は、日本統治下の台湾で起きた二つの同時殺人事件をテーマとして、「野球」と「鉄道」がキーワードになる。ミステリー愛好家だけでなく、台湾ファン、鉄道ファン、そして、野球ファンにも楽しめる内容だ。
物語は戦後日本を席巻したプロ野球の強打者、大下弘から始まる。
大下が、台湾の学生野球で頭角を現したことはあまり知られていない。神戸育ちだった大下は母の移住した台湾に渡り、高雄商業の野球部で頭角を現す。台湾代表として戦前の甲子園で準優勝した強豪・嘉義農林に阻まれて出場はならなかったが、その才能は広く知られるところとなり、当時の日本野球界の花形・東京六大学の明治大学に進学する。

のちに「赤バットの川上、青バットの大下」と呼ばれる大スターになる大下の争奪戦が日本統治下の台湾で起きていたのは史実である。作者が架空の舞台として設定したのは、台湾で野球を愛する人々でつくる「球見会」だ。会合のあと、会員二人が、別々の列車のなかで遺体として発見される。その事件の謎を台湾人と日本人の刑事コンビが解き明かしていくミステリーだ。
殺されたのも一人は日本人、一人は台湾人。二人の間にはもともと怨恨があったが、物理的には二つの事件を関連づけることは不可能のように思えた。鍵になるのは時刻表トリック。日本時代に敷かれた台湾の鉄道網の運行方法に潜んだ「盲点」を、刑事たちは突き止める。

基本は古典的な鉄道ミステリー。堅実な正統派のスタイルは松本清張を思わせる。一方で、謎解きの主役は台湾人刑事だ。実力派の台湾人刑事を日本人の同僚が支える姿は、台湾社会の現実に向き合う捜査現場のリアリティを示している。台湾のことは台湾人に聞け、という作者のメッセージが聞こえてきそうだ。
作者は台湾の新聞記者出身だけあって、本書に少なからぬ「歴史」や「政治」のファクターを織り込んでいるところが、物語に深みを与えている。

殺害された台湾人の野球愛好家は、1915年に日本統治へ反抗する民衆が蜂起した事件「タバニー事件(西来庵事件)」の関係者の子孫だった。日本統治はインフラ整備や教育制度、衛生問題の改善などで確かに台湾を近代化の方向に進めたが、強圧的な統治に対する反抗運動が特に統治前半に頻発した。南部の台南で発生したタバニー事件もその一つだった。

1938年に起きた殺人事件とタバニー事件が時間を超えてリンクをしながら、日本の台湾統治の実相をあぶり出していく。一つの土地を他民族が支配することが生み出す「傷」を、日台の狭間で起きた殺人という悲劇がくっきりと浮かび上がらせる。同時に、その事件を日台の刑事が解決に導くところに希望も込められている。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/1797e5aebfbc7fe91cd0e5b64c716e1cd156bb76

Autres Outils
  • Compteur de Caractères Téléchargement TikTok Téléchargement Douyin BASE64 Base64 vers image Image vers Base64 Encodage URL JavaScript Timestamp Convertisseur Unicode Formatage JSON Modifier l’Extension Créer une Liste Optimiseur CSS Chiffrement MD5 Générateur Aléatoire Compression d’Images Générateur de QR Code Lecteur de QR Code Prévisualisation de Fond EXIF d’image Hérédité du Groupe Sanguin Tailles Vêtements
  • 社長「関係者や視聴者不安にさせた」と謝罪
    2024-05-30

    幸田文の名言「台所に立てば、…」【本と名言365】
    2024-05-30

    『マッドマックス:フュリオサ』に登場する「ある絵画」は何を意味しているのか? ギリシア神話と「ファム・ファタル」から考察する
    2024-06-01

    デザインジャーナリストによる新しいデザイン誌の登場です!
    2024-06-01

    元アシスタントが語る Dr.スランプ「あのキャラ」の誕生秘話
    2024-06-01

    ニコライ・バーグマンが手がける北欧のジュエリーブランド〈フローラダニカ〉旗艦店が南青山にオープン。
    2024-06-03

    “20世紀音楽”の発展に貢献した指揮者、クーセヴィツキー。その偉業とは【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-03

    「2億円トイレ」のイメージ図など公開 大阪・関西万博
    2024-06-04

    アレクサンダー・カルダー個展「カルダー:そよぐ、感じる、日本」が開催
    2024-06-04

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ
    2024-06-04

    GROUP「島をつくる | Planning Another Island」(マイナビアートスクエア)開幕レポート。高層ビルのなかで建築をコンポストする
    2024-06-05

    ペース・ギャラリーが9月にグランドオープン。7月には特別内覧会を開催へ
    2024-06-04

    akakilikeの新作ダンス公演『希望の家』が松本・東京の2都市で上演へ
    2024-06-04

    「三島喜美代―未来への記憶」(練馬区美術館)開幕レポート。最大規模のインスタレーションも
    2024-06-05

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る
    2024-06-05

    田名網敬一「TANAAMI!! AKATSUKA!! / 45 rpm」展、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催
    2024-06-04

    ユージーン・スタジオが東南アジアに美術館を建設予定。新法人YES__pte.ltdを設立し、インドネシア・ジャカルタに美術館準備室を開設
    2024-06-04

    なぜ、いま「先住民の現代アート」なのか? 『美術手帖』2024年7月号は、「先住民の現代アート」特集
    2024-06-06

    ブリン・バン・バン・ボンが1位 ビルボード、上半期人気曲
    2024-06-06

    向田邦子の名言「…これが私の料理のお稽古なのです。」【本と名言365】
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛