芭蕉があの句を詠んだ“山寺”へ 「しずかさ」の中に見つけた魅力 2023-07-31 江戸時代の俳聖・松尾芭蕉(ばしょう)が、旧山形藩領の宝珠山立石寺(山形市、通称・山寺)に立ち寄り「閑(しずか)さや 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声」と詠んだのは、旧暦の1689年5月27日。太陽暦では7月中旬ごろに当たる。芭蕉が耳にしたのと同じようなセミしぐれと真夏の暑さの中、山寺最寄りのJR仙山線山寺駅周辺を歩いた。【熊田明裕】