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地域の宝、次世代へ ある仁王像修復に学ぶ中山間地再生のヒント
2023-02-05
地域の宝、次世代へ ある仁王像修復に学ぶ中山間地再生のヒント

 高知県香南市の長谷寺(ちょうこくじ)が仁王像2体で進めた科学調査で、鎌倉期の木材が使われていたと判明し、県内にほとんど残っていない鎌倉期の仁王像である可能性が高まった。寺のある夜須町羽尾地区は9世帯のみが暮らす典型的な中山間地だが、人々が集まる場を維持する願いを込めて調査と補修が行われ、客観的な価値が判明した。今回の事例から、中山間地で文化財を保存、継承する意義を考えた。

 ◇寺調査で像の貴重さ再発見

 香南市街地から北側の山に入ると道幅は一挙に細くなり、車の行き違いも難しくなった。注意しながら運転すること約30分。ようやく長谷寺に着いた。歴史は古く、727年に聖武天皇の勅願により建立されたとされる。仁王像は入り口の山門を守って立つ阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の金剛力士立像で高さ約2・15メートル。これまでは室町時代の作で、江戸時代に修復されたと伝わってきた。

 手の部分が朽ちて外れるなど傷みが激しかったため、2020年から再修復が始まった。四国でただ一人と言われる木彫り専門の仏師、吉田安成さん(48)=岐阜県出身=が同年、高知県東洋町から羽尾地区へと一家で移り住み、修復作業を手がける。文化財指定はされていないが、仏像の形や大きさから「土佐が誇る中世の金剛力士像だ」と修復前の段階で専門家から高く評価され、作業の一環として高知大の松島朝秀准教授と東北大の大山幹成助教が材質の科学調査を実施した。

 今年1月にまとまった材質や年代分析によると、顔面部の木材は当初予想していたスギではなくヒノキで、伐採時期も室町でなく鎌倉時代と判明。1月18日に檀家(だんか)に吉田さんが寺で説明した。香南市文化財審議会長の濱田真尚さん(65)は「製作まで長年木を放置することは考えにくく、鎌倉期の像と言っていいのではないか」と推測。県内にほとんど例がない貴重な鎌倉期の仁王像である可能性が高まった。

 ◇文化財が集落守るきっかけに

 文化財の修復には多額の資金が必要だ。長谷寺は前住職(現吸江寺住職)の小林玄徹さん(69)によると、最盛期には地域一帯に推定で500~600世帯の檀家を抱えたが、急速に進んだ少子高齢化と人口流出で現在は約100世帯まで減ったという。今回、仁王像の修復ができ、彫造が鎌倉期にさかのぼる可能性を見いだせたのは、長谷寺の元住職の親族から多額の寄進があったためだ。行政などから支援が見込めない未指定文化財では珍しい事例とみられる。

 現住職の竹井玄要さん(47)は「このような素晴らしい像を造り、現代まで残していただいた檀家の皆さんの努力を思い、大切に受け継いでいきたい」と話す。24年夏に向けて修復を進める吉田さんも「信仰心を集める仏像を守ることで集落や村、国が保たれると改めて実感した」と地域社会と文化財の関係に思いをはせていた。

 ただ、周辺の地域では集落がなくなるとともに住民が管理していたお堂が消えている。「堂じまい」に伴い、まつられていた弘法大師像が同寺に預けられるケースが相次ぎ、「置く場所がなくなってきた」(小林前住職)ほどだという。濱田さんは「中山間地では、お堂や寺社がなくなると地域に人が集まる機会までなくなってしまう。今回のように貴重な文化財があると分かれば、集まるきっかけになるはずだ」と中山間地で文化財の調査をする意義を説明する。

 ◇民俗芸能継承支援の動きも

 文化財には、仏像や地域のお堂といった有形文化財と、祭りや民俗芸能などの無形文化財があり、中山間地ではいずれも衰退の危機にある。一般的に、有形文化財は「信教の自由との兼ね合いや公的な所有でないなどの課題があり、未指定のものについては行政の支援が難しい」(高知県歴史文化財課)のが現状だ。このため、高知県は課題をクリアしやすい無形文化財に着目し、23年度から中山間地で営まれてきた民俗芸能の継承支援を強化することにした。

 県の決断の背景には、19年度から3年間かけて実施した民俗芸能緊急調査がある。県内で残っている芸能が546件だったのに対し、既に途絶えたり担い手がいなくなったりした芸能は県指定文化財6件を含む385件にも上ると分かった。

 さらに21年度に県が中山間地の1451集落を対象に聞き取りなどで実施した実態調査では、現在行っている共同作業(複数回答)として81・3%が「集会所・神社・仏閣・墓地などの維持管理」、72・2%が「神社の祭り、伝統芸能の継承活動」を挙げた。一方、今後10年で継続が困難になる共同作業(同)についても、24%が前者を、23・4%が後者を選んでおり、集落の活動と文化財や芸能の継承がつながっていることが示された。

 県は「民俗芸能の衰退は中山間地域の衰退という社会構造的な問題と直結しており、芸能の継承を支援することは地域社会の維持に重要」(歴史文化財課)と認識。担い手不足が深刻な「都の太鼓踊り」(仁淀川町)などが支援先の候補に挙がっている。県の予算を使うほか、「多くの人に祭りや芸能の良さをより理解してもらうため」(県歴史文化財課)にクラウドファンディングも実施し、継続的に支援する構えだ。

 このまま放置すれば、人口減少で中山間地はさらに衰退することが目に見えている。一方で、長年住み続けた土地、思い出のある地域で暮らしたいと願っている人も実は多い。人が集まる契機となる貴重な民俗芸能や有形文化財をどう残し、人が住み続ける中山間地をどう実現するか。都市部の住民も巻き込んで、広い視点で知恵を絞る必要がありそうだ。【小林理】

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/f1f324e5dfe8ebb800d4ed9d0c3231dcb4855cd8

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