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【書評】『江戸の宇宙論』(池内了 著 ・集英社新書 ) 「長崎通詞」と「豪商の番頭」の宇宙観とは
2022-08-27
【書評】『江戸の宇宙論』(池内了 著 ・集英社新書 ) 「長崎通詞」と「豪商の番頭」の宇宙観とは

江戸時代の一般的な庶民は、この世界(宇宙)をどのように考えていたのだろうか。大地や海が無限に続いていると考え、無限は考えてもわからないので、そこで思考停止していた可能性が高い。あるいは、僧侶などの知識人は仏教に基づく「須弥山」世界を思い描き、儒者もまた朱子学の理論から林羅山のように地球は平らで、太陽が沈んでは出る宇宙を考えていたようだ。いうまでもなく、いずれも科学的根拠はない。

ところが、である。今回紹介する『江戸の宇宙論』(池内了 著 ・集英社新書 )を読めば、江戸時代も後期に入ると、地動説を十全に理解したうえで、さらに独自の宇宙観を提示した人々がいたことにちょっとした感銘を受けるだろう。
池内了氏は「泡宇宙論」など科学の最先端を研究する宇宙物理学者だが、一般向け科学書も数多く書いている人で、物理学と人文科学の橋渡し的な著作が多いのが特徴だ。広範な知識がなければできることではない。

著者が選んだ江戸期の「宇宙論学者」は3人。司馬江漢(しばこうかん)と志筑忠雄(しづきただお)と山片蟠桃(やまがたばんとう)である。このうち、絵師として有名な司馬江漢はすでに『司馬江漢「江戸のダヴィンチ」の型破り人生』(集英社新書)にまとめられていて、今回の本はあとの2人について記したものである。

1人目は志筑忠雄。本職は「長崎通詞」、オランダ語の通訳であった。当然、蘭語に堪能でヨーロッパの最先端の科学などにも最初に接することの有利さもあるが、著者のいうように何が重要かを見分ける選択眼がなければ、ただの通訳者で終わってしまう。そして志筑忠雄がいまに名を残しているのは、その選択眼と恵まれた出自があってのことだった。

志筑忠雄は長崎に生まれ、オランダ通詞の志筑家に養子入りしたが、「口舌不得手」を理由にかなり若くして通詞を辞職し、それ以降は蘭学の研究・翻訳に没頭した人だった。忠雄の実家、中野家は三井越後屋(三越の前身)の長崎出張所長を務めていて、長崎での越後屋の反物の扱いを一手に引き受けていたというのだから、彼にはそれが許される経済的環境があった。

宇宙論にかかわる志筑の業績は、ニュートン力学の教科書のオランダ語訳を翻訳した『暦象新書』である。この分野での本邦初の書籍ということもあって、志筑はさまざまな物理用語を作り出している。日本にそういった概念がなかったのだから他に手だてがない。引力・求心力・遠心力・重力、そして真空も彼の造語である。また、天動説・地動説も志筑の造語だが、これは日本独自の言い方で、ヨーロッパでは太陽中心説(Heliocentrism)という。面白いのは以下のくだりである。

「よく読めば志筑は地動説に旗を上げているのだが、それでは幕府や当時の人々の常識である儒教思想に基づく天動説に歯向かうことになるので、トーンを弱めて曖昧な表現に終始している」

コペルニクスやガリレオのように、志筑もまた、科学の真実をはっきりと表明することができなかった。権力の権威を損ねる行為に対して下される制裁は、ヨーロッパでも徳川幕府下でも同じだったのである。

さて、この宇宙論学者が池内氏を驚かせたのは、志筑本人の自説である「混沌分判図説」である。これは太陽系形成についての考察で、物質の塊の収縮が遠心力で止まるが、外部から降り注ぐ物質でさらに重力(求心力)が強まって、いっそう収縮する過程を述べている。著者はこの説に対して、

「太陽系のみならず、銀河系の形成に適用できるアイデアであり、宇宙の構造が万有引力の下で進化していくことを具体的に描いたという点で画期的」

と絶賛し、その物理学的センスが印象的だと述べる。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/a5f960a4c421e8806f97aa546bf90db97d71121d

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