• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
雨宮智浩 メタバースはセカンドライフの轍を踏むか
2023-01-22
雨宮智浩 メタバースはセカンドライフの轍を踏むか

 2022年の「新語・流行語大賞」の候補に選ばれたメタバース。その中に暮らす住人も生まれつつあり、食事も睡眠もVRゴーグルを被ったまま行う人がいるという。そもそもの定義、誕生から今に至るまでの変遷、一時的流行に終わるのかといったことなどを、雨宮智浩・東京大学准教授が論じる。
(『中央公論』2023年2月号より)
 2022年7月に東京大学がメタバース工学部の設立を発表し、大きな話題となった。9月23日には開講式がメタバースプラットフォーム上で開催された。メタバース工学部は正式な学部ではなく、社会人や中高生など幅広い年代を対象とした教育プログラムの総称で、メタバースの活用も計画されている。

「そもそもメタバースとは何ですか」という質問をされることが多い。このご時世、検索エンジンで検索すればすぐに答えが見つかりそうなものだが、この用語は実に辞書泣かせなバズワードである。米国の老舗辞書出版社Merriam-Websterのサイトには、メタバースは定義が「不安定」と記載されているほど。現時点では「オンラインで社会的活動が可能なバーチャル空間」というのが、広く合意が取れている定義の一つだ。

 メタバースでは同時に複数のユーザが接続でき、自己が投射されたアバター(3DCGのキャラクタ)が存在し、その空間内に3Dオブジェクトを自由に創造することができる。定義が不安定になる理由には、メタバースの源流を、ソーシャルVRとする流派と、ブロックチェーン技術(分散型台帳技術)やNFT(非代替性のお金に代わる印)などとする流派の二つがあり、両者の交流が進んでいないことが考えられる。さらに各社が自社のサービスに都合の良いように「メタバース」を解釈した結果、定義の多様化が加速した。そのうえ、日本国内ではメタバース関連団体が乱立する事態となったのも、混乱の傍証と言える。

 手垢が付く前のメタバースという言葉は、『スノウ・クラッシュ』という1992年に発売されたSF小説の中で誕生した。2003年の新版のあとがきで、作者のニール・スティーヴンスンは「バーチャルリアリティ(VR)」という言葉が気に食わなかったのでそれを使いたくないがために「メタバース」という用語を発明した、と述懐している。つまり、メタバースとVRの思想はもともと同じ起源であることがわかる。

 ではVRという言葉は何を意味するのだろうか。家電量販店で売っている「ゴーグル」のことだと思われる方が多いかもしれないが、VRとは「みかけや形は原物そのものではないが、本質あるいは効果としては現実であると感じさせる技術」のことである。つまり視覚に限定せず、人間の五感に巧く情報を提示して、まるで現実であるかのように感じさせる技術を指す。VRという言葉が最初に商用利用されたのは平成元(1989)年で、ある製品のキャッチコピーとして用いられた。その後、こうした研究領域に名前を付けようとなったときにVRが選ばれたという経緯がある。

 2016年にはコンシューマ向けのHMD(ヘッドマウントディスプレイ、VRゴーグル)やVR対応ゲーム機が相次いで登場した。家電量販店でVRゴーグルを見かけるようになったのもこの頃である。18年2月、東京大学に連携研究機構バーチャルリアリティ教育研究センターが設立された。筆者は現在このセンターに所属しているが、学生だった20年ほど前には国立大学の中に「VR」を冠した全学的な組織ができる日が来るとは夢にも思わなかった。

 最初にメタバースがビジネス界で注目されたのは、00年代中期の「セカンドライフ」によってである。セカンドライフは03年に米国リンデンラボがリリースしたサービスで、「リンデンドル」と呼ばれるデジタル上の仮想的な通貨を使って、3DオブジェクトやVR空間内の土地を売買できた。日本企業もこぞって参入し、大きなブームを巻き起こした。現時点でも同時接続ユーザ数は2万人を超え、年間GDP(国内総生産)は約6億ドル相当であり、いまだに世界で一番成功しているメタバース的なサービスと言えるだろう。しかし、ブームが過ぎ去ったという一点をもって世界的には失敗と解釈されている。

 その後メタバースという言葉は表舞台から消えたものの、MMO(多人数同時参加型オンライン)と呼ばれるオンラインゲーム「あつまれ どうぶつの森」「ファイナルファンタジー14」が普及し、Epic Games(米国に本社を置くゲーム開発企業)の「フォートナイト」では本来のゲーム攻略とは別のミニゲームやライブなどの楽しみ方も広まった。「ロブロックス」や「マインクラフト」などのサンドボックスゲーム(達成すべき目標が課されず、自由に行動できるタイプのゲーム)も人気を博してきた。また、ゲームのような明確な目的を持たないアバターを介した交流も盛んに行われるようになり、ソーシャルVRやVRSNSというジャンルが確立されてきた。

 メタバースという言葉が再び注目を集めたのは21年10月のことである。GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)の一角であるFacebookが社名をメタ(正式にはMeta Platforms)に変えて、メタバース関連事業に年間1兆円超を投資すると表明したことが決定打と言えよう。盛り上がりを見せている分野にメタバースという語が事実上選ばれたのがその背景である。

 しかし、定義がぐらついているようなこのバズワードをなぜ使いたがるのであろうか。主な理由として、メタバースが持つ可能性や将来性の高さが挙げられる。世界をもうひとつ作ることができ、そこには現実世界と同じかそれ以上の規模の経済圏が存在する可能性が高い。投機的なメリットが注目を集めるだけでなく、我々のライフスタイルの多様化・多重化を支える基盤となる可能性も秘める。22年8月には総務省が「Web3時代に向けたメタバース等の利活用に関する研究会」を立ち上げた。そこでは、新しい世界が本格的に運用されるときに備え、メタバースの様々なユースケースを念頭に置きつつ、情報通信行政に係る課題を整理することを目的とした活動が進んでいる。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/49e55c5bc2cf1515e997b345707c0ab784d01622

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • 「現実をみんなに伝えたい」能登高校書道部が新作の書道パフォーマンスを披露…部員それぞれが抱える大地震の被害
    2024-05-30

    MURAKAMI × Liquem 夢のコラボアクセが再登場☆|長山智美 デザイン狩人
    2024-05-30

    『ボールアンドチェイン』南Q太著 評者:三木那由他【このマンガもすごい!】
    2024-05-30

    黒柳徹子さん、北京で特別授業 「日本語勉強続けて」
    2024-05-31

    むのたけじ賞、名称変更 「生前に障害者差別発言」
    2024-05-31

    入試問題は白黒です 「わかりやすさ」「カラフル」は逆効果、自分で図を書くべし 桜井信一の攻める中学受験
    2024-05-31

    “家形埴輪”大集合、総選挙も 「住宅展示場の気分で」、奈良
    2024-06-01

    富士山麓のダイナミックな食材を味わう“奥・山梨”のガストロノミー〈Restaurant SAI 燊〉。
    2024-06-01

    “20世紀音楽”の発展に貢献した指揮者、クーセヴィツキー。その偉業とは【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-03

    特別展 「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ 
    2024-06-04

    2025年春に「直島新美術館」が誕生。既存の活動から新しい価値創造を目指す
    2024-06-04

    第34回福岡アジア文化賞受賞者が決定。大賞は真鍋大度
    2024-06-04

    国際博物館の日、今年のテーマは「学びと研究のための博物館」
    2024-06-04

    特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」が国立国際美術館で開催。00年代からの仕事を総覧
    2024-06-04

    クールべ《世界の起源》はなぜ攻撃されたのか? ポンピドゥー・センター・メッスで破壊・盗難事件
    2024-06-04

    スマイル社が性犯罪被害者支援の法人設立
    2024-06-04

    第55回星雲賞・自由部門に「巨大ロボット展」 日本SFファングループ連合会議
    2024-06-05

    フィギュアスケートにもぴったり! ハチャトゥリアン作曲の『仮面舞踏会』【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    もしあの時に戻れたら…歌人・穂村弘が話題書『迷子手帳』で明かす、今も忘れられない「失敗」
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛