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山下清はなぜ多くの人に愛されたのか? SOMPO美術館で振り返る49年の生涯
2023-06-28
山下清はなぜ多くの人に愛されたのか? SOMPO美術館で振り返る49年の生涯

 日本の原風景や名所を貼絵で表現することで、多くの人々の心をとらえた天才画家・山下清(1922~1971)。その生誕100年を記念する大回顧展「生誕100年
山下清展ー百年目の大回想」が東京・新宿のSOMPO美術館で開催中だ。会期は9月10日まで。


 1922年に東京の浅草で生まれた山下は、幼少期から吃音と発達障害に悩まされ、12歳になると千葉県の養護施設「八幡学園」に入園。そこで授業の一環として行われていた「ちぎり絵」に出会ったことで、独自の「貼絵」の技術を磨いていった。また、日本各地を自由気ままに旅する生活を好んだ山下は、驚異的な記憶力をもち、スケッチやメモを取らずとも、旅先で見た風景を細部まで正確に思い出し、描くことができたという。


 本展は、そんな山下の人生49年を総覧するものとなる。会場は全5章で構成され、緻密で色彩豊かな貼絵をはじめ、油彩、ペン画、水彩画など約190点の作品に加え、旅に持参したリュックや浴衣、所蔵した画集などの関連資料も展示されている。

 「第1章
山下清の誕生―昆虫そして絵との出合い」では、山下の幼少期にフォーカス。吃音と発達障害から友人ができなかった山下がひとりで描いていたという鉛筆画から、養護施設「八幡学園」への入学をきっかけに出合った「ちぎり絵」の作品が紹介されている。とくに昆虫に関心があった山下は、対象をつぶさに観察してはちぎり絵を用いて表現。作品自体は大づくりな印象だが、形状や色合いを丁寧にとらえていたことがわかる。

 「第2章
学園生活と放浪への旅立ち」で展示されている山下の作品からは、学園生活での出来事や友人、先生の姿が描かれるようになり、山下が次第に周囲へ心を開いていったことがうかがえる。制作においても、その手数の多さから画面に密度や奥行き、色彩が増しており、急激な技術の向上が見受けられるのが印象的だ。


 ここで注目したいのは《ともだち》(1938)と題された貼絵作品だ。山下の作品に女の子と思われる人物が登場する珍しい作品でもあるが、その古切手で施された人物描写からは、山下が色彩や質感をより高い解像度で感じ取っていることがうかがえる。ぜひ画面に近づいて鑑賞してもらいたいポイントだ。



 同時期に静物画の制作にも熱心に取り組んでいたという山下による《ゆり》(1938)も間近で見てほしい作品のひとつだ。物資の少ない時代に、絵具ではなく古切手などを利用して制作された貼絵は、色彩豊かに仕上がっている。さらに、細かなちぎりや細く紙を撚ることで、画面全体に立体感が生まれているのが特徴だ。

 早稲田大学で開催されていた学園の子供たちによる作品展において、山下の作品が画家・安井曾太郎の目に止まり、絶賛されることとなるのもこの頃のことだ。


 1940年、突如学園を飛び出した山下は、学園周辺の千葉県市川市から放浪をスタートし、その後全国に足を運んでいった。その様子は山下自身による日記や作品から追うことができる。また、会場には山下が身につけていた浴衣やリュックサック等も展示されている。山下をモデルとしたドラマ「裸の大将放浪記」を思い出すこととなるだろう。


 この放浪中に描かれた山下の代表作とも言える《長岡の花火》(1950)は、細かなちぎりで表現された群衆と、漆黒の夜空に浮かぶ立体的な花火の対比が美しい作品である。また、鹿児島の桜島や開聞岳を好んだ山下は、これらに関する作品を生涯数多く残している。


 そんな山下の作品がアメリカのグラフ誌『LIFE』で紹介されたことで、1954年に朝日新聞社が山下の大捜索記事を全国配信。この14年にも及ぶ放浪生活は終わりを告げることとなる。

 「第3章
画家・山下清のはじまり―多彩な芸術への試み」では、いつの間にか有名人となっていた山下が、画家としてのキャリアを歩み始めた頃の作品が紹介されている。この頃の山下はペン画や油彩にも挑戦し、多様な表現の作品を残している。油彩においては貼絵と近しい点描のようなタッチで描かれているのも、山下ならではの表現だ。


 東京の大丸での個展が開催された頃に制作された、新作の貼絵作品《グラバー邸》(1956)も山下の代表作のひとつだ。また、山下が気に入っていたという蔵前の玩具メーカー増田屋齊藤貿易(現在の増田屋コーポレーション)によるブリキ製「ソニコンロケット」をモチーフとした作品は、山下による遊び心あふれたファンタジックな一作となっている。


 約14年間の放浪を経て日本中をほぼ歩いてしまった山下は、1961年にヨーロッパ旅行へ出発。山下が実際に足を運んだ場所がモチーフの作品は最高傑作とも言われている。指でちぎったとは思えないチップの細かさが画面の彩りを豊かにし、全体的に明るい印象を生み出している。これらの作品は「第4章
ヨーロッパにて―清がみた風景」で展示されている。


 ほかにも、山下はヨーロッパの風景をいままでにない水彩画とペン画の組み合わせで描くという試みを行った。ペン画は点描で濃淡や陰影がつけられており、これも山下による貼絵の表現方法と通ずる部分がある。

  「第5章
円熟期の創作活動」は、円熟期を迎えた山下の制作活動に迫るものだ。長年酷使した目の不調から貼絵の作品が困難となっていた山下は、ペン画や陶磁器の絵付けなどを行うようになっていった。山下の作風は陶磁器とも相性がよく、残された作品は数百点にも及ぶという。ここでは放浪中に描いていた《長岡の花火》の有田焼バージョンをはじめ、幼少期に描いていたような昆虫をモチーフとした作品も見ることができる。


 1971年、49歳の若さで山下は脳溢血でこの世を去ることとなる。遺作となったのは、65年から制作を始めた「東海道五十三次」シリーズだ。その取材の旅は皇居前広場からスタートし、終点の京都三条大橋まで続けられた。画業最後の作品からも、山下の旅への好奇心が垣間見えるようだ。


 山下は映画やドラマの影響から「裸の大将」のイメージが定着しているが、本展で展示されている約190点の作品群を振り返ることで、山下がどのように大衆から愛された存在であったかを改めて理解することができるだろう。作家が旅を愛したように、ぜひ鑑賞者も山下の旅に同行するような気持ちで作品を楽しんでほしい。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/c595cef065d16e6b75c90dc8f9853cc052eae394

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