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上田勇児と梅津庸一が作陶で問う「現代アート」。二人展「フェアトレード  現代アート産業と製陶業をめぐって」が西船橋のKanda & Oliveiraで開催
2023-01-14
上田勇児と梅津庸一が作陶で問う「現代アート」。二人展「フェアトレード  現代アート産業と製陶業をめぐって」が西船橋のKanda & Oliveiraで開催

 「朝宮茶」を栽培する上田農園の家に生まれ、陶芸の街である滋賀・信楽に在住し作陶を中心に作品制作を続ける上田勇児と、アートコレクティブ「パープルーム」を主催するとともに「パープルームギャラリー」も運営しながら、近年は信楽で作陶に傾倒する梅津庸一。その二人展「フェアトレード 
現代アート産業と製陶業をめぐって」が、西船橋の「Kanda & Oliveira」で開催される。会期は1月17日~2月18日。


 様々な疑問が喚起される本展覧会名について、企画者の梅津は次のようにステートメントで説明している。「最初に言っておくが本展は『フェアトレード』、つまり美術における等価交換を標榜する展覧会ではない。等価交換などそもそもあり得ない。けれども作家とギャラリーの関係、そして美術や陶芸の普段は見えてこない下部構造を見直す機会を設けたいというかねてからの思いを実現すべくこの展覧会は組織された」(「Kanda
& Oliveira」ウェブサイトより)。


 上記の宣言に沿うように、本展は梅津による展示構成のもと、陶芸と美術の造形的、美学的な追求のみならず、制度や産業としての美術や陶芸の現在の状況を、インタビュー動画なども交えながら紹介するものになるという。


 2021年の秋に信楽で出会ったという上田と梅津。梅津は上田の作品を次のように評している。「壺や卵型のもの、泥団子など主題は極めてオーソドックスだが、やきもののセオリーと逸脱の間を行き来しながら実用性の低い作品をつくる。実用性を排することでオブジェの要素が強化され『純粋美術』の領域に踏み込んでいる。上田作品は器としての実用性を捨て去りアート作品として最適化していると言えるだろう」(「Kanda
& Oliveira」ウェブサイトより)。


 陶芸の持つ美的な側面やそこに人々が見いだす作家の情動を超えて、広くアートと工業/産業の関係、そこに介在する人々の思惑、資本や流通の構造などを問う展覧会が目指される。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/8df2ecd2f26a7beea60b28982a8cd8bdf2b624d8

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