• オンラインツール
  • - 計算機
    • 文字数カウント
  • - ダウンロード
    • TikTok ダウンロード
    • Douyin ダウンロード
  • - Webツール
    • BASE64
    • Base64→画像
    • 画像→Base64
    • URLエンコード
    • JavaScript
    • タイムスタンプ
    • ユニコード変換
    • JSON整形
    • 拡張子変更
    • リスト作成
    • CSS最適化
  • - 暗号化ツール
    • MD5暗号化
    • ランダムジェネレーター
  • - 画像ツール
    • 画像圧縮
    • QRコードジェネレーター
    • QRコードリーダー
    • 壁紙プレビュー
    • 画像 EXIF
  • - 情報シート
    • 血液型遺伝
    • 服のサイズ
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
【書評】2度目の本屋大賞受賞が納得できる愛の物語:凪良ゆう著『汝、星のごとく』
2023-06-12
【書評】2度目の本屋大賞受賞が納得できる愛の物語:凪良ゆう著『汝、星のごとく』

斉藤 勝久
瀬戸内の小さな島で高校時代に出会った同級生の15年に及ぶ切ない物語。愛し合った二人がすれ違いを繰り返し、読者の予想もつかない結末に向かっていく。著者が2020年に続き、今年4月、2度目の本屋大賞を受賞したのが納得できる秀作である。
「月に一度、わたしの夫は恋人に会いにいく。」

こんな謎めいた書き出しで本書は始まる。プロローグを読んでも、読者は何が始まるのかよく分からないのだが、酷似の文章が文末のエピローグの初めにも書かれている。読者は読み終えると、最後の一行まで見落せない著者の見事なストーリー展開に気付くことになるのだ。

書き出しの言葉を不倫と解釈するなら、「もし『許される不倫』というものがあるとすれば、こんなことかもしれない」、そんなことさえ、本作は感じさせてくれた。

風光明媚(めいび)な島で生まれ育った暁海(あきみ・女)と、島の高校に京都から転校してきた櫂(かい・男)がこの作品の主人公。同級生となった二人には共通点があった。親が身勝手で、子どもは振り回されてきたが、親を見捨てることはできないのだ。

暁海の父は島の外にある不倫相手の家に居ついてしまい、母は精神が不安定となって、夫のいる家で放火騒ぎを起こしたり、交通事故で借金を作ったり、問題行動を続ける。櫂は母子家庭に育ち、母は一時たりとも男なしでは生きられないようになり、京都で知り合った男を追って瀬戸内の島にやってきたのだった。島で唯一のスナックを開いている。でも、また男に逃げられた。
ともに母親をケアする「ヤングケアラー」の主人公たちは、すぐに引かれ合い、親しく付き合うようになっていく。デートは潮騒の浜。暮れていく西の空に、たった一粒できらめいている星を見つけた。櫂はその星を「夕星(ゆうづつ)」ということを暁海に教える。一番星、宵の明星、つまり金星だ。手をつないでこの星を見つめる二人は、まだ純愛の世界にいた。

櫂は高校を卒業すると、漫画原作者を目指して一人で東京へ。暁海は島に残り、就職するが、遠距離恋愛の中で二人の心は段々と離れていく。櫂は間もなく人気漫画家となるのだが、若くして成功したかに見えた彼に人生の落とし穴が待ち構えていた……。ここからは急テンポで進み、32歳までのことが綴(つづ)られていく。

暴走しがちな若い二人を見守り、助けてくれる意外な大人がいた。なぜか幼い娘と二人暮らしの北原先生、そして暁海の父の不倫相手。この二人の存在が後のストーリー展開に深みを増している。

アラサーになった暁海が島の男性と「不始末」をおかし、島中の噂になった。夜の浜辺に一人でいた時に、通りかかった北原先生が親身になって暁海に語り掛けた言葉が印象的だ。

「このままでは、きみとお母さんは共倒れです」
「きみのように真面目で、責任感の強い子ほどヤングケアラーになるんです」
「高校を卒業した十代から自分の人生を捨て、必死でお母さんを支えて、今の年齢になった。ある日ふと我に返ります。でもいまさらどうやって自分の人生を取り戻していいかわからない。特にこの島は、女性がひとりで生きていける仕事が少なすぎる」

そして北原先生は、「これ以上、追い詰めないで」と思っている暁海に、おそらく島の誰も知らない自分の過去を打ち明ける。そして、暁海に信じられないことを申し出るーー。

また、暁海の父と同棲する女性、瞳子は、母の借金を返すため困っている暁海に、島でも一本立ち出来るよう、刺しゅうを教えてくれた。それが、「私の人生をゆがめたことへの詫び」だと暁海は知っている。やがて暁海は、櫂がうらやむほどの刺しゅう作家になっていく。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/6e2edc966d4efd7f3ccb18e3a4fce719a8b6f93e

その他のツール
  • 文字数カウント TikTok ダウンロード Douyin ダウンロード BASE64 Base64→画像 画像→Base64 URLエンコード JavaScript タイムスタンプ ユニコード変換 JSON整形 拡張子変更 リスト作成 CSS最適化 MD5暗号化 ランダムジェネレーター 画像圧縮 QRコードジェネレーター QRコードリーダー 壁紙プレビュー 画像 EXIF 血液型遺伝 服のサイズ
  • 民藝・イズ・ビューティフル。 日本文化と黒人文化が融合する「アフロ民藝」とは?
    2024-05-30

    ブームなぜ起きた? 東京国立近代美術館で「ハニワと土偶の近代」展
    2024-05-30

    「韓国版純烈」K4の「アダルトKポップ」 日本デビュー曲USEN1位も獲得 コアな追っかけも
    2024-05-30

    制作期間「足りていなかった可能性」
    2024-05-31

    作曲家ビゼーの窮地を救った傑作オペラ『真珠採り』の聴きどころは?【クラシック今日は何の日?】
    2024-05-31

    あらゆる知識に精通した「天才」が教えてくれた、頭を良くするための新書の読み方と「究極のインプット・アウトプット」の方法
    2024-06-02

    ビルケンシュトック、創業から250年の歴史を振り返る2冊を出版
    2024-06-01

    イタリア・ヴェローナの歴史あるレストランをパトリシア・ウルキオラが再解釈。
    2024-06-03

    GROUP「島をつくる | Planning Another Island」(マイナビアートスクエア)開幕レポート。高層ビルのなかで建築をコンポストする
    2024-06-05

    ペース・ギャラリーが9月にグランドオープン。7月には特別内覧会を開催へ
    2024-06-04

    アートフェア東京、次回は2025年3月に開催決定
    2024-06-04

    東京都写真美術館で「今森光彦 にっぽんの里山」が開催へ
    2024-06-04

    特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」が国立国際美術館で開催。00年代からの仕事を総覧
    2024-06-04

    田名網敬一「TANAAMI!! AKATSUKA!! / 45 rpm」展、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催
    2024-06-04

    「安全だと誰も言わない万博」爆発事故で教職員組合 大阪府に子供無料招待中止申し入れ
    2024-06-04

    「Osaka Art & Design 2024」(大阪市内)開幕レポート。何気ない日常のなかで多様なカルチャーに触れる
    2024-06-06

    佐渡金山の世界遺産登録、「情報照会」勧告
    2024-06-06

    ブリン・バン・バン・ボンが1位 ビルボード、上半期人気曲
    2024-06-06

    「さどの島銀河芸術祭2024」が開催。新潟・佐渡島各所で作品を制作展示
    2024-06-06

    書評:「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛