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【書評】民族、国境、言語の壁を越えた多和田葉子の作品世界へ:多和田葉子著『地球にちりばめられて』
2022-12-04
【書評】民族、国境、言語の壁を越えた多和田葉子の作品世界へ:多和田葉子著『地球にちりばめられて』

滝野 雄作
11月、全米図書賞が発表され、翻訳文学部門で多和田葉子の『地球にちりばめられてが』が最終候補5作に残っていたものの、惜しくも受賞を逃した。とはいえ、すでに『献灯使』で同賞を受賞しており(2018年)、彼女は世界で注目される作家となっている。本作は、欧州に留学中、母国が消滅してしまった女性が同郷人を探して旅に出る物語だ。
本作は、民族、国境、言語の壁を超えた世界を描いた物語である。主要な登場人物は6人いて、彼ら彼女らが(というよりも本作は性別の垣根もない)、各章ごとに自らの生活と生い立ちを語り、ある目的に導かれ、運命共同体のように交わっていく。

デンマークのコペンハーゲンに住む「クヌート」は、大学院で言語学を研究している。あるとき彼は、「自分が生まれ育った国がすでに存在しない人たちばかりを集めた」というテレビの討論番組を見ていて、そこに出演していた「Hiruko」という名の日本人女性に興味をもった。彼女は不思議な言葉をしゃべっている。

Hirukoは新潟の出身だが、母国は留学中に消滅してしまったという。それから移民として北欧を転々として暮らすうちに、「手作り言語」を編み出した。どこの国の言葉でもないが、スカンジナビアの人ならだいたい意味が理解できるようだ。
Hirukoはクヌートとともに、母語を話す同郷人を探す旅に出た。最初に訪ねたのは、ドイツのトリアーで開催予定の「ウマミフェスティバル」だった。そこに出演する講師「ナヌーク」は、「旨味」を研究する日本の料理人であるらしい。

ふたりはナヌークと会うためにその地を訪ね、そこでインド人の「アカッシュ」とドイツ人の「ノラ」と知り合う。アカッシュはトランスジェンダーで、女性として生きようと決意し、外出するときは赤色系統のサリーを身にまとっている。博物館に勤務し、環境問題に敏感なノラはナヌークの元恋人である。

ナヌークは日本人を騙(かた)っているが、本当はグリーンランドで生まれ育ったエスキモーだった。嘘がばれることを恐れたナヌークは、ノラから逃れるようにノルウェーのオスロに逃避したものの、追いかけてきたノラと再会。Hiruko、クヌート、アカッシュも合流した。Hirukoはナヌークが同郷人ではないことに気がつく。

ナヌークは彼女に、かつて雇われていた「スシ店」に、日本の福井から来た「Susanoo」と名乗る寿司職人がいて、いまはフランスのアルルで働いていると告げた。Hirukoら一行はアルルへと向かうが、旅を通して人種も言語も異なる彼らの間に、奇妙な連帯感と目的意識が生まれてくる。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/03784b498099705cd97d766999eedb3f8d67b006

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