• 온라인 도구
  • - 계산기
    • 문자 수
  • - 다운로드
    • TikTok 다운로드
    • DouYin 다운로드
  • - 웹 도구
    • BASE64
    • Base64→이미지
    • 이미지→Base64
    • URL 인코딩
    • JavaScript
    • 타임스탬프
    • 유니코드 변환기
    • JSON 형식
    • 확장자 수정
    • 목록 만들기
    • CSS 최적화
  • - 암호화 도구
    • MD5 암호화
    • 랜덤 생성기
  • - 이미지 도구
    • 이미지 압축
    • QR 코드 생성기
    • QR 코드 리더
    • 배경 화면 미리보기
    • 이미지 EXIF
  • - 정보 시트
    • 혈액형 유전
    • 의류 사이즈
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
大切なのは「読むための言葉」。絶望から出発した言葉で、過剰な世界を整頓する
2023-08-14
大切なのは「読むための言葉」。絶望から出発した言葉で、過剰な世界を整頓する

----------
ヴラジーミル 何を言っているのかな、あの声たちは? エストラゴン 自分の一生を話している。
ヴラジーミル 生きたというだけじゃ満足できない。
エストラゴン 生きたってことをしゃべらなければ。
ヴラジーミル 死んだだけじゃ足りない。
エストラゴン ああ足りない。
 サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』
----------

 「あなたは、言語みたいな存在なのね」と言われたことがある。

 そのときのぼくは、問いかけられた言葉の意味がよく分からなかった。たしかにぼくは一日のうちの多くの時間、本を読み、文章を書いている。そういう意味では、言語と共に生きることが日々の習慣になっているようなところがあって、そんなことを言われているのかと思っていた。
 言葉が眠るとき、世界が目を覚ます。裸体のような五月の夕刻には、銀色の冷たい空気が水のように世界を浸し、透明な光のなかのプリズムみたいに、薄い遠くの雲が桃色の光をチラチラと棚引かせている。いま世界が目の前に鮮やかに目を覚まして、ぼくの瞳になにかを訴えている。透明な空気を通過してきた光が網膜を少しずつ刺激して、脳の奥底で眠っていた言葉たちの群れが動き出そうとしている。「グラスに満ちた水のような空」。「金色の毛をなびかせる獅子の背中」。「忘れかけていた稜線の夕暮れ」。いくつもの言葉たちが、いまこの世界を少しでも摑もうと起き上がってくる。それでしかないこの風景を、どうしても言葉にしてみたいと溢れてくる欲望は、いったいなんなのだろう。もしもぼくがこの風景を詩にしたならば、この流れるような世界は再び眠りについてしまうだろうか。

 詩人ゲーテの書いたファウストは、人生の旅の果てに目に浮かんだ美しい世界を前に「時よ、とどまってくれ」と、最期の言葉を想った。言葉が世界をなんとしてもカタチにしたいと願うことは、ぼくたちの不安から生じている。この美しい世界が、このどうしようもない悲しみが、この切実な愛の感情が、いま目の前から過ぎ去って流れていくこと。わたしはこうして生きていくのに、世界だけがあっさりと過ぎ去ってしまうような気がする。

 言葉はそれを少しでも留めてくれるのではないか。あるいはもしかすると、この複雑すぎてわけの分からない世界を、きれいに整理整頓してくれるかもしれない。あるいはもっと、ぼくたちがなにか適切な言葉を見つけたなら、どんな変容が訪れても、大海の底に悠然と鎮座する巨岩のように、確実なものを与えてくれるかもしれない。言葉にはそんな確実性があるように思う。

 しかし言葉は儚い。言葉は世界や感情に対して粗すぎて、ほとんどを取りこぼす。それにもかかわらず、ぼくたちは言葉によってしか自分の感情を思考したり理解したりすることができないのは、なんと不幸なことだろうかと思う。強い感情の前で、言葉はほとんど無力だ。だから、言葉にばかりたよって生きていると、ふとした時にその力のなさに愕然として、なにもかもが分からなくなるときがある。しかしそれしかぼくには方法がないように思う。いや、ぼくたちは誰もが、この弱々しい言葉とともに生きている。

 言葉は、確実で儚い。この複雑で不安定な世界を受け止める、確実な地盤を与えてあげるよとぼくたちを誘いながら、その安心を求めて言葉にしがみつこうとすると、するりと手から抜け出して煙のように消えてしまう。それどころか言葉にはたったひとつの意味などないのだと、無限の意味の変化をちらつかせ、ぼくたちを不安にさせる。あのとき信じようとした言葉のたしかさは消え失せ、最初にいた場所よりもはるかに混沌とした世界が目の前に立ち上がってくる。

 ぼくは日々、言葉を読み、書き、話して生きている。言葉によって世界を整頓して解き明かしながら、同時に、言葉によって千変万化する世界へと迷い込んでいた。そうか、「ぼくは言語だ」と思った。言葉は誘いながら裏切る。ぼくたちは不安を言語によって鎮めようと望むとき、いつでもこの矛盾に裏切られる。言葉は終に世界を安定させてくれない。言葉に希望を見出しながら、最後は言葉の無力の前に立ち尽くす。

 もしもそんな言葉がなにかしらの力を持つことができるとしたら、それは言葉の無力さへの絶望を知ったときだ。絶望から出発していない言葉には力がない。言葉などいらないかもしれない世界で、なにかを語り、なにかを書くということ。ほんとうの哲学や詩は、荘厳な体系や神秘のそよぐ音韻の背後に、どこかそのような絶望を抱えているのではないかと思う。

 書かれた言葉の背後には、書かれなかった無数の言葉がある。無数の死者たちが生者たちを支え、無数の非存在が存在を支えている。だからせめて、ぼくはいつも、この夥しい無を祝福したいと思う。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/26c9b5bcebe441e293934ce4dd77d0706460ab58

기타 도구
  • 문자 수 TikTok 다운로드 DouYin 다운로드 BASE64 Base64→이미지 이미지→Base64 URL 인코딩 JavaScript 타임스탬프 유니코드 변환기 JSON 형식 확장자 수정 목록 만들기 CSS 최적화 MD5 암호화 랜덤 생성기 이미지 압축 QR 코드 생성기 QR 코드 리더 배경 화면 미리보기 이미지 EXIF 혈액형 유전 의류 사이즈
  • 週末見たい展覧会5選。今週は木下佳通代の個展、テルマエ展、UESHIMA MUSEUMなど。【2024年6月第1週】
    2024-05-29

    民藝・イズ・ビューティフル。 日本文化と黒人文化が融合する「アフロ民藝」とは?
    2024-05-30

    囲碁、一力遼本因坊が初防衛 余正麒破り三冠堅持
    2024-05-30

    制作期間「足りていなかった可能性」
    2024-05-31

    ビルケンシュトック、創業から250年の歴史を振り返る2冊を出版
    2024-06-01

    【大河ドラマ「光る君へ」本日第22話】紫式部と清少納言は「顔を合わせていなかった」?
    2024-06-01

    峰不二子役の増山江威子さん死去 声優、艶ある声でルパン翻弄
    2024-06-03

    万博無料招待、大阪の学校7割が希望 「不参加」の選択肢ない調査手法に批判も
    2024-06-03

    香川県・直島に開館する新たな美術館の正式名称が「直島新美術館」に決定
    2024-06-03

    特別展 「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が東京と京都で開催。日本の美術工芸を世界へ 
    2024-06-04

    「国芳の団扇絵 猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」(太田記念美術館)開幕レポート。世界初の展覧会
    2024-06-04

    エドガー・サラン個展「EDGAR SARIN ー HUNKY DORY」(VAGUE KOBE)レポート。展示空間の可能性やその調和の在り方を問いかける
    2024-06-04

    口腔ケアで高齢者を守ろう 「おとなの歯磨き」訪問歯科医が出版
    2024-06-04

    性被害者支援の法人設立 スマイル社
    2024-06-04

    スマイル社が性犯罪被害者支援の法人設立
    2024-06-04

    古今東西 かしゆか商店【つづら】
    2024-06-05

    田名網敬一の巨大インスタレーションが、世界初大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」に登場。国立新美術館で8月7日から
    2024-06-06

    「Osaka Art & Design 2024」(大阪市内)開幕レポート。何気ない日常のなかで多様なカルチャーに触れる
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去
    2024-06-06

    書評:「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛