「道鏡の寺」大阪・八尾の由義寺跡で約17メートル四方の基壇発見 前身・弓削寺の塔跡か 2023-06-21 奈良時代に女帝の称徳(しょうとく)天皇と僧、道鏡(どうきょう)が建立した国史跡「由義(ゆげ)寺跡」(大阪府八尾市)で、前身の弓削(ゆげ)寺のものとみられる基壇の規模が約17メートル四方だったことが判明し、市が22日発表した。塔を建てるための基壇だったとみられ、諸国に建てられた国分寺と同等の規模という。この上にひと回り大きい由義寺の七重塔が築かれた可能性が高く、権力を増大させた道鏡がより大きな寺院を整備した状況が浮かび上がる。