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【書評】三島由紀夫との対比で、日本社会の病理をえぐる:猪瀬直樹著『太陽の男 石原慎太郎伝』
2023-05-07
【書評】三島由紀夫との対比で、日本社会の病理をえぐる:猪瀬直樹著『太陽の男 石原慎太郎伝』

井上 隆史
『太陽の季節』で文壇デビューを飾り、一躍、時代の寵児(ちょうじ)となった石原慎太郎。環境庁長官や運輸大臣、東京都知事も歴任し、その言動は常に注目を浴びてきた。東京都庁で副知事として共に働いた作家が、この「価値紊乱(びんらん)者」の実像に迫った。
その存在があまりにも桁外れであった石原慎太郎は、作家としても政治家としてもこれまで適切に評価されてきたとは言えない。慎太郎を理解するためには、こちらも規格外の鑑識眼を備えていなければならないからだ。その意味で、副知事として共に東京都庁で働き、かつ三島由紀夫、太宰治などの優れた評伝をこれまで世に出してきた猪瀬氏ほど慎太郎伝の著者としてふさわしい人物は見当たらない。

本書は慎太郎の一周忌に合わせて書き下ろされたもので、昨年7月の選挙で当選し、参議院議員となった猪瀬氏のタイムスケジュールを考えると実際の執筆時間は半年も無かったはずだ。しかし、どんなタイトな状況にあっても質の高い複数の仕事を同時にこなせる能力がなければ、そもそも慎太郎を論ずることなどできるわけがないのである。

太平洋戦争敗戦と占領の屈辱、父を亡くしたことによる生活のひっ迫、放蕩(ほうとう)する弟・裕次郎との関係から語り起こし、芥川賞を受賞してスター作家、そして政治家となる慎太郎の生きざまを活写する本書が提示するのは、「価値紊乱者」(秩序を乱す者)としての慎太郎である。

さらに猪瀬氏が強調するのは、慎太郎が領域を超えて活躍する“メジャーな作家”だということだ。それは、私小説に代表される、繊細かもしれないが身の回りのマイナーな出来事を描くことに終始する近代日本文学の伝統とはまったく相いれない。しかし、私たちはメジャーな作家をもう1人知っている。三島由紀夫である。猪瀬氏は慎太郎と三島を対置する。そうすることによって、本書の記述は立体的な奥行きを増すことになった。なぜなら、彼らはいずれも「価値紊乱者」に違いないが、世界との闘(たたか)い方が対極的だったからだ。

2人の世界観の隔たりを象徴する出来事の1つとして猪瀬氏が取り上げるのは、1959年、皇太子明仁・美智子妃ご成婚パレードの際に、1人の青年が投石して馬車に駆け寄った事件である。犯人と面会したという慎太郎は、「あれをした青年」と題する文章において、その青年に向かって、「彼(皇太子)についての一番の悲劇は、彼が自分自身について考えるという態度を誰からも教わらなかったことじゃないのかな」と語る。一方三島は『裸体と衣裳(いしょう)』の中で、皇太子と青年が向き合った一瞬について、こう書いている。「社会的な仮面のすべてをかなぐり捨てて、裸の人間の顔と人間の顔が、人間の恐怖と人間の悪意が、何の虚飾もなしに向い合ったのだ。皇太子は生れてから、このような人間の裸の顔を見たことははじめてであったろう。と同時に、自分の裸の顔を、恐怖の一瞬の表情を、人に見られたこともはじめてであったろう」

ここから分かるように、民主主義に対する暴挙とか反社会的行動といった理由で青年を非難しようという思いを、2人とも全く持っていない。むしろ問われるべきは、その種の非難の「口実」として持ち出される民主主義や社会のあり方である。ただし、そうやって戦後の価値観とされるものに挑戦するとき、慎太郎は天皇に何も期待しなかったが、三島は天皇自身が背負いきれないものを天皇に求めた。この両極の間に、事なかれ主義の日本が停滞している。

このように堕落した日本と、2人はそれぞれのやり方で闘った。それに対する社会の隠微かつ執念深い復讐(ふくしゅう)については、ぜひ本書とともに、同じ猪瀬氏による『ペルソナ 三島由紀夫伝』を合わせ読んでほしい。

本書のエピローグで、衆議院にくら替えして間もなく書かれた慎太郎の「院内」という短編が紹介されている。院内というのは直接的には衆議院内のことだ。

「室内に居並ぶすべての人間たちがその面(おもて)に、空怖(そらおそろ)しいほどの反復という強い酸に浸され怠惰から安逸に変質した無表情の仮面をかぶっている。次の参考人を促す委員長の微笑も、僅(わず)かな仰角や俯角(ふかく)で泣いたり笑ったりする能面と同じ無機的な表情でしかない」

このパントマイムのような世界は単に院内の描写であるだけでなく、私たちを取り巻く日常世界の実相だと猪瀬氏は考えているようだ。皮肉なことだが、国会はまさしく国民の代表として、私たち自身の病と同じ病を病んでいるのである。そうだとすれば、「院内」という小説の最後に訪れる不気味な破局は(その内容はここでは伏せるが)、現代日本に迫りくる破局と別のものではない。

しかしこの結末は、戦後日本と対決した2人のメジャーな作家が、ともにその闘いに敗れたことを意味しない。なぜ私たちの社会はこれほどまでに偽善的で、よどみ、腐臭を放っているのか──慎太郎と三島は身命を賭してその病巣を暴いて見せてくれたのではないか。慎太郎に「日本を頼む」と言われたという猪瀬氏も、その使命を引き継ぐべき人物である。

小説「院内」に描かれた通りの破局に終わるか、それとも病巣を除去して新たな日本を創造してゆくか、すべては私たち自身の決断と行動にかかっている。今ならまだ手遅れではないのだ。本書の一番重要なメッセージは、ここにあると思われた。
井上 隆史
白百合女子大学教授。三島由紀夫を中心に文学研究を行う。1963年横浜生まれ。東京大学卒業。著書に『暴流(ぼる)の人 三島由紀夫』(平凡社、2020年、読売文学賞)、『「もう一つの日本」を求めて:三島由紀夫「豊饒の海」を読み直す』(現代書館、2018年)、『三島由紀夫「豊饒の海」VS野間宏「青年の環」:戦後文学と全体小説』(新典社、2015年)、『三島由紀夫 幻の遺作を読む:もう一つの「豊饒の海」』(光文社新書、2010年)など。編集協力に『決定版 三島由紀夫全集』全42巻・補巻・別巻(新潮社、2000~06年)。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/346dd926954554993701a5ba380fc4d566168fc2

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