【独占】櫻井翔とクリエイターが語る『櫻井翔 未来への言葉展』。
「言葉は、もろくて、はかなくて、怖いもの。時に人を傷つけたり、逆に傷つけられることもある。だからこそ、常々大切にしたいと思っています」
デビュー以来、櫻井翔さんが大切にしているものに“言葉”がある。〈六本木ミュージアム〉で、5月24日まで開催されている初の個展『櫻井翔 未来への言葉展』では、彼がこれまで積み重ねてきた言葉を視覚化して展示。そこでの体験を通して、未来につながる“何か”を持ち帰ってほしいという思いが込められている。
会場は大きく7つのパートで構成。Johnny’s webで15年以上続けている櫻井さんの公式ブログ「オトノハ」のセクションから始まる言葉の旅は、その原稿をしたためたガラケーやパソコンといった私物を展示する「SHO ROOM」を経て、「NO MORE WAR」「サクラップサウナ」「来年も再来年も」「ありがとうの交換。的な。」「オトノハみくじ」へと続いていく。
言葉を視覚化するという難題にチャレンジした展覧会だけに、パートごとに工夫が凝らされているのも見どころだ。
例えば、「オトノハ」では全235本分の記事をロール紙にプリントして“言葉のシャワー”を表現。「SHO ROOM」で櫻井さんの超プライベートな部分に触れた後は、第二次世界大戦中、海軍士官として戦没した櫻井さんの大伯父にまつわる展示「NO MORE WAR」で貴重な資料や写真を目の当たりにする。
展示する言葉は、何も文字だけではない。それを体感できるのが、「サクラップサウナ」だ。ソニー最新の立体音響技術を使って、櫻井さんによるラップ(サクラップ)を全方位的に浴びるインスタレーションで、アツいラップでほてった身体をこれまた櫻井さんが撮影したチルな写真を見ながらクールダウンする。