【速報】 コペンハーゲン『3daysofdesign』でフェイ・トゥーグッドが語る、新作デザイン。
〈PLEASE WAIT to be SEATED〉は、インテリアフォトグラファーのトーマス・イブセンが2014年に設立したデンマークのデザインブランド。現在はクリエイティブ・ディレクターとして、フェイ・トゥーグッドやオール・ザ・ウェイ・トゥ・パリスらといった、これからメインストリームになっていくであろう新進気鋭のデザインスタジオやデザイナーと協働し、彼らの解釈によるタイムレスなデザイン性の高い家具やアイテムを展開している。
フェイ・トゥーグッドはロンドンを拠点に、インテリアデザイン、ホームウェア、ファインアート、ファッションとクリエイティブの境界を自在に行き来するデザイナー。手がけた作品は複数のミュージアムのパーマネントコレクションに選定されたり、メゾンブランドとのコラボレーションや空間構成と多岐に渡り、昨今、最も注目されているデザイナーのひとりだ。
チューブをテーマに構成される《TUBBY TUBE》シリーズ。今回新たに加わった照明は、アルミニウムの中空を押出して作られている。チューブの空洞がライトアップされ、光を下向きに反射。吊り下げのワイヤー部分にタッチ式の調光器を搭載しており、そっと手を触れることで一度に調光が可能となる。
ミニマムな空間へと意識が移行しつつある昨今の潮流を反映し、チューブタイプの照明は各ブランドから続々と発表されているが、トゥーグッドがどのように表現をしたのか気になっていた。
実際に《TUBBY TUBE》を見ると、『3daysofdesign』のイベントならではの空間により一見控えめな印象に感じてしまう節があるものの、グラスファイバー製のチェア《Rory poly》を始めとした世界有数のミュージアムにコレクションされているプロダクトに通じる、ミニマムな中にスカルプチャー的な要素を含む「らしさ」と佇まいが確かに存在していた。