障害者が作る芸術作品、カレンダーに 「多様な社会、実現を」
工房集は2002年に開所し、ギャラリー、アトリエ、ショップなどを併設。同福祉会を利用する障害者約150人が絵画、立体、書などの芸術創作に取り組んでおり、独創性と芸術性に注目する企業や団体とのコラボレーション企画は数多い。
工房集で生まれたアート作品をカレンダーにする同組合の企画は21年に続き2回目。B3判14ページで、月替わりで計12人の絵画や立体作品がSDGs(持続可能な開発目標)のロゴマークとともに印刷される。表紙と各月ページ下部に企業や団体の名前やロゴを入れる「名入れ」が可能で、22年版には28企業が協賛したという。同組合は「ダイバーシティー(多様性)社会実現への一助になることが目的。今回も多くの企業に『共感』してもらいたい」としている。
名入れは個人でも可能で、50部5万5000円(税込み)から。10月末に受注を締め切り、11月下旬から順次発送される。販売収益の一部は工房集の作者の作品使用料に充てられる。問い合わせは同組合(048・642・0414)。
また、工房集のオンラインショップでは名入れなしのカレンダーを1部単位で発売予定。