『共通テスト、複数の学生に解答依頼か 1カ月前に「頼まれた」証言も』への皆さんの反応まとめ
【一目で分かるインフォ】大学共通テスト問題流出の一連の流れ
センターや文部科学省の関係者によると、外部流出の疑いがあるのは、15日に試験があった世界史Bの問題。試験終了は午前11時40分(開始時刻は選択科目数によって異なる)で、その40分ほど前の午前11時前後、受験生とみられる人物から大学生にインターネット通話アプリ「スカイプ」で複数回、地図などが記載された問題文とみられる画像が送信された。
この人物と大学生は、家庭教師の紹介サイトで知り合ったとみられ、大学生は「家庭教師の実力を測りたい」などと言われ、解答。試験後、画像の問題と共通テストの世界史Bの問題が同一と気付いたという。
この人物は大学生に、世界史Bの試験が終わった正午前、「次は古文漢文よろしくお願いします!」とメッセージを送信。国語の試験中とみられる午後1時すぎには、「一旦(いったん)古文漢文なしでお願いします」とさらに送信していた。
一方、同じ家庭教師サイトに登録している東京大3年の男性(21)が朝日新聞の取材に対し、「高校2年の女子生徒」を名乗る人物から昨年12月12日、問題の解答を依頼された、と証言した。「(共通テスト初日の)1月15日に体験授業をしてほしい」などと持ちかけ、世界史や現代文の解答時間を指定。男性が断ると連絡が途絶えたという。今回問題を流出させた人物が、複数の大学生に解答を持ちかけた可能性がある。朝日新聞社