<今週の本棚・次回の予定>7月29日の書評欄は「日本の敗戦」をテーマに鼎談
①村上陽一郎さん評『科学革命の構造 新版』(トマス・S・クーン著、イアン・ハッキング解説、青木薫訳・みすず書房)
②中村桂子さん評『人間非機械論 サイバネティクスが開く未来』(西田洋平著・講談社選書メチエ)
③三浦雅士さん評『非有機的生』(宇野邦一著・講談社選書メチエ)
◇「日本の敗戦」をテーマに鼎談(ていだん)
第5土曜恒例の「鼎談書評」は「日本の敗戦」がテーマです。78回目の終戦記念日を前に、3人の識者がお薦めの書籍を評しながら語り合いました。
推薦書籍は、作家の池澤夏樹さんが『昭和天皇実録 第九』(東京書籍)、作家の奥泉光さんが『増補版 敗北を抱きしめて 第二次世界大戦後の日本人』上・下(ジョン・ダワー著、三浦陽一ほか訳・岩波書店)、東大教授の加藤陽子さんが『満蒙開拓団 国策の虜囚』(加藤聖文著・岩波現代文庫)です。
◇「話題の本」は『遠い家族 母はなぜ無理心中を図ったのか』
本の目利きがナビゲートする「話題の本」は、作家の早見和真さんが『遠い家族 母はなぜ無理心中を図ったのか』(前田勝著・新潮社)を紹介します。
著者インタビューは『ニジンスキーは銀橋で踊らない』(河出書房新社)のかげはら史帆さんです。
著名人が心に残る本を紹介する「なつかしい一冊」は鼎談掲載のため休載です。
どうぞお楽しみに。(紹介予定の本は変更の可能性があります)