旧制中学時代の「小津日記」刊行 当時暮らした三重・松阪 2022-12-27 三重県松阪市が、「東京物語」などで知られる映画監督小津安二郎(1903~63年)が旧制中学時代に現在の松阪市や伊勢市などで暮らした時期の日記をまとめた「小津安二郎松阪日記 大正七年・十年」を刊行した。友人と遊び映画を見たり、試験の出来に一喜一憂したりする様子が記され、少年時代が分かる資料になっている。 2023年の生誕120年に合わせた記念事業の一環。住んでいた家は火災で焼失したが、市は焼け残った蔵にあった2冊の日記を1981年に複写しており、今回はこれを基に作製した。 A5判242ページで1400円。記念館などのほか、郵送での販売も受け付けている。