長場雄に影響を与えたアイコンが一堂に! 最新個展『A PIECE OF PAPER』が開催。
雑誌、広告、ブランドとのコラボレーションなど、多岐にわたる活躍を見せる長場雄。現在〈PARCO MUSEUM TOKYO〉で開催中の個展『A PIECE OF PAPER』には、「現在の自分を形成するのに大きな影響を与えた」と語る、映画や音楽のアイコンを描いた新作が多数展示される。映画では『トップガン』のマーヴェリックとグースや、『パルプ・フィクション』のパンプキンとハニー・バニー、音楽ではカート・コバーンやフランク・オーシャンなど、時代を代表するアイコンたちが長場の象徴的なタッチで表現される。
さらに会場には、過去最大規模の立体作品も登場。キャンバス作品もいくつか展示されている〈Untitled〉シリーズを立体で表した作品からは、よく知られる長場の平面作品とはまた違った魅力を鑑賞できる。
当展覧会について、長場はこう語る。
「すべてが1枚の紙から生まれる私の作品。音楽や映画などで共感した強い感情は、私の記憶のリアリティだ。そのリアリティは、私という個人の記憶の中で漂っている存在に過ぎない。私の記憶をだれかと共感するために、それは紙の上で線の形になる。会場を訪れた人たちの記憶と私の記憶がシンクロすることで、不確かだった私の記憶は、はじめて現実のものになる」
会場では、当展覧会のオリジナルグッズも販売。メインビジュアルがプリントされたトートバッグとロングスリーブTシャツは要注目だ。さらに、2023年2月に刊行予定の作品集『A PIECE OF PAPER』の特典付き先行予約も受け付ける。こちらもお見逃しなく。
〈PARCO MUSEUM TOKYO〉東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ 4F TEL 03 6455 2697。~2022年12月25日。11時~21時。無休。500円。