パッケージが花瓶に早変わり!? nendoがデザインしたフラワーブーケとは。
日頃のちょっとしたお礼や手土産、お祝いなどに贈る機会の多いフラワーブーケ。しかし、相手が花瓶を持っていなかったり、渡すまでの間に鮮度が落ちてしまったりすることも。そんな悩みを解消すべく、デザインオフィスnendoが〈青山フラワーマーケット〉と共同開発したのが《クレープブーケ》だ。
パッケージは、リボンがワンポイントのホワイトとグレージュのツートーンの円錐形(写真は南青山本店限定のニュートラルカラー)。至ってシンプルな見た目だが、実は中央に切り取り線があり、パッケージの上部を取って逆さに置き、そこにブーケを重ねることで、あっという間にパッケージが花瓶へと変化する。クレープの包装紙のような形であることから《クレープブーケ》という名が付けられた。
《クレープブーケ》の中には水の入ったカップがセットされていて、そのままで十分な水を確保でき、花の鮮度を保つことができる。ブーケをもらったあとに、急いで花瓶に移し替える必要がなく、花瓶がなくても、時間がなくても、手軽に部屋に飾ることができる。カップのフタ部分の花を通す穴の周囲には「返し」がついていて、横に寝かせても水がこぼれにくい設計なので、扱いもラク。これなら、あらかじめブーケを作って店頭に並べておけるので、お店でブーケの出来上がりを待たなくていいというメリットも。
柔軟な発想で、これまでのちょっとした悩みを解消したユニークな進化系ブーケ。自分用に購入したり、誰かに贈ったり、日常に気軽に取り入れやすくなり、花と過ごす機会がますます増えそうだ。