「博多祇園山笠」一気にお祭りムード…飾り山笠13基が福岡市内にお目見え
博多区の商業施設「博多リバレイン」脇に設置された「十七番山笠」の飾り山笠は高さ約13メートル。表は川中島の戦い、見送り(裏)は戦国武将らを題材とした。1日は午前10時から、飾り山笠に神様を招き入れる「御神入れ」が行われ、長法被姿の男たちが祭りの安全を祈願した。総務の山本成嗣さん(60)は「いよいよ始まる。国内外の人に山笠の文化を感じてほしい」と話していた。
昨年は、博多祇園山笠振興会がコロナ対策のガイドラインを策定。参加者に山笠を舁く最中などを除いたマスクの着用やワクチン接種を求め、沿道での見物の自粛を促した。
今年はこうした指針は設けず、通常通りの開催となる。男たちが山笠を担いで博多の街を駆け回る舁き山笠は10日の流舁きで始まり、15日早朝の追い山笠でフィナーレを迎える。追い山笠に合わせた公共交通機関の臨時便も復活し、多くの観光客らが見物に訪れると見込まれている。