部落問題テーマのドキュメンタリー映画公開 監督「他者としてどう問題にかかわるか」
現在公開中の映画『私のはなし 部落のはなし』では、関西などの被差別部落に暮らす人たちが登場し、日常の中で差別を感じた実体験について率直に話し合いを行います。地名や人物名も伏せられないままです。
監督の満若勇咲さん(35)は、学生時代に食肉処理場をテーマにした映画を撮りましたが、公開直前に抗議を受けるなどして作品を封印。しかし「やはりリアルな部落差別と向き合いたい」という思いが再び湧き上がり、関係者との交渉を重ねるなどして、今回、映画公開にこぎつけました。
(舞台挨拶で話す満若勇咲監督 5月22日)
「自分は『他者』としてどう部落問題にかかわるかということが1つテーマになっている。自分自身の部落問題に対する1つの見方みたいなものは提示できたのかな」
【関西の上映劇場】※5月29日時点
・第七藝術劇場(大阪府)
・シネマート心斎橋(大阪府)
・京都シネマ(京都府)
・京都みなみ会館(京都府)