「さいたま国際芸術祭2023」、ディレクターは目 [mé]に決定
「さいたま国際芸術祭」は、2016年に芹沢高志のディレクションで行われた「さいたまトリエンナーレ2016」を前身とするもので、18年に名称を「さいたま国際芸術祭」に変更。2020年展では公募で映画監督・遠山昇司がディレクターに選ばれた。
23年のディレクターも公募によるもので、今回は15組23名から応募があり、書類選考と面接選考の結果、目 [mé]が選出された。
目
[mé]はアーティストの荒神明香、ディレクターの南川憲二、インストーラーの増井宏文を中心とする現代アートチーム。さいたまトリエンナーレ2016では旧埼玉県立民俗文化センターの屋外を会場に《Elemental
Detection》を発表。池を囲む森のような風景を出現させた。
これまで「たよりない現実、この世界の在りか」(資生堂ギャラリー、2014)や「非常にはっきりとわからない」(千葉市美術館、2019)、「ただの世界」(SCAI
THE BATHHOUSE、2021)などの個展のほか、《まさゆめ》(Tokyo Tokyo FESTIVAL
スペシャル13、2019-21)など巨大プロジェクトを展開してきた目。芸術祭をどのようにディレクションするのか、今後に注目だ。