女性が「腰から下を露出した状態で…」キャプテン・クックが冒険中に絶句した、衝撃的すぎる「挨拶の方法」
1700年代の著名な冒険家であるキャプテン・クックは、南太平洋の島々を探検している中で、現在のタヒチ島にたどり着いた。そこでクックが現地に住む人々の集落を訪れたところ、住人たちが彼を出迎えてくれた。
だが、その中で複数の女性が悲しげな表情を浮かべながら手に持っていたもので自身の身体を傷つけていたというのだ。
驚いたクックが見たところ、それは鋭利なサメの歯だった。彼女らは、この驚きの方法でクックを「歓迎する」という意味の挨拶を行っていたのである。
その場ではあるタヒチ女性が「腰から下を露出した状態」でクックへと向かってきたことも記録されている。なんと、これも当時のタヒチでは時たま行われていた挨拶の一つだったというのだから驚きだ。定着するかは別問題だとして、文化が変われば挨拶も変わるわかりやすい例である。
一方の握手は誕生以来、中世の黒死病や20世紀初頭のスペイン風邪、そして2020年からの新型コロナウイルス感染症などにより、しばしば中断をはさみながらも続いている。
DNAレベルで我々にしみついている「握手」の文化は、簡単にはなくならないだろう。
「週刊現代」2022年9月17日号より