木村多江さん、麗しい「通好みの着物」派手さはないのに印象的!奥深い着物コーデ

きむら・たえ●舞台、ドラマ、映画など幅広く活躍中。日英合作映画「Cottontail」、2024年配信予定のNetflixシリーズ 「忍びの家 House of Ninjas」に出演。
撮影=中村和孝[人物] 桂太(フレイム)[静物] ヘア&メイク=Eita(Iris) 着付け=石山美津江 撮影協力=鳩山会館
全体にグレーの色蒔糊(まきのり)を施し、麦を縦に連ねて配した紬地の訪問着。ゴム糸目で伸びやかな麦をシャープに描いています。糸目に主に写し糊(色糊)を用いて、全体に抑えた色調でまとめながら立体感を表現。唐花模様の袋帯を合わせました。
着物(小倉染芸 tel.03-3361-2366) 制作/小倉貞右 帯(渡文 tel.075-441-1111) 帯〆(渡敬 tel.075-221-1708) 帯あげ(さんび[荒川]tel.075-341-2113) バッグ921,500円(アスプレイ[アスプレイ 日本橋髙島屋]tel.03-6281-8271) ぞうり47,300円(四谷・三栄 tel.03-3351-2255)
模様の部分(一部)。色糊で描いた有色の糸目が表情を添えています。背景には色蒔糊を散らして。
小麦粉で作る一珍糊(いっちんのり)を用いて型付けした珍しい小紋。さまざまな模様の型を一部重ねながら置くことで一珍糊特有の氷割れの入り方に変化が生まれ、しゃれた味わいを添えています。雪持ち笹の唐織袋帯でお正月にも向く晴れやかなコーディネートに。
着物(京都きもの市場 tel.0120-188-008) 制作/高橋孝之 帯(岡文織物 tel.075-411-9800) 帯〆と帯あげ(渡敬 tel.075-221-1708)
柄の拡大。型染と割れ模様のハーモニーがしゃれた趣です。