新しい滞在が楽しめるシティホテル40・大阪編1
ゲストハウスの草分け〈Backpackersʼ Japan〉の子会社が手がける新しいホテルブランド〈Hotel Noum〉の第1号店。8階建てのオフィスビルを丸ごと改装し、1階には開放的なカフェラウンジを、屋上にはそのメニューを持ち込めるテラスを備える。旧淀川の大川がすぐ側を流れ、緑豊かな〈南天満公園〉が目の前に広がるのも魅力。客室は1~4名までの計5タイプ。ドアハンドルやベッドはプロダクトデザイナーの山崎勇人、ロゴやサインはデザイナーの村手景子が手がけた。
大阪府大阪市北区天満4-1-18 TEL 06 6940 0882。全50室。朝食付き1室6,400円~(税込)。
インテリアデザインは、世界のラグジュアリーホテルを手がけるロンドン拠点のタラ・バーナード&パートナーズ。柔らかい色合いの木目やレンガなどの自然素材をあしらい、太陽光をたっぷり取り入れることで温かみのある空間に。とりわけロビーから吹き抜けに延びる、特製のナチュラルレザーを手すりに巻いた石階段(写真)が象徴的だ。2階のレストランとバーでは、東京・中目黒のミシュラン1ツ星〈CRAFTALE〉の大土橋真也シェフが監修するメニューが楽しめる。
大阪府大阪市北区堂島浜1-4-26 TEL 06 4796 0111。全212室。1室21,600円(税サ別)~。
水都大阪の美しい景観を望む中之島エリアに、ヒルトンの最高峰ブランド〈コンラッド〉が登場。高さ200mを誇る〈中之島フェスティバルタワー・ウエスト〉の33~40階に位置する。内装デザインは橋本夕紀夫。「天空の離宮」をコンセプトに、日本の自然観にインスパイアされた和の要素を取り入れた。館内にある389点の現代アートも必見だ。中でも名和晃平による《Fu / Rai》(写真)はホテルのシンボルといえる作品。風神雷神像をモチーフにした高さ5mの彫刻がロビーで迎えてくれる。