プール授業を民間で 神戸市の小学校3校で開始
市教委によると、市立小学校でプールがないのは4校で、このうちプールの建設予定がない3校で今年度から民間委託を開始した。
この日は、2年の児童ら約90人が近隣の「セントラルウェルネスクラブ24六甲道」にバスで移動。習熟度に合わせ、水面に顔を近づける練習や、潜って顔を出す上下運動を繰り返す呼吸練習「ボビング」などに取り組んだ。
施設の運営会社によると、自主性が重んじられる学校での授業の要素を取り入れつつ、インストラクターの指導によって効率的な技術習得が期待できる。児童の運動量も増えると考えられている。学校側としても、塩素管理などの教員負担が減るメリットがある。
学校での水泳授業では紫外線から肌を守るラッシュガードの着用が推奨されているが、屋内のため着用しない児童も多くみられた。遠藤懸心(けんしん)ちゃん(7)は「泳いだり水の中でジャンプしたり新しいことができるようになった気がする」と笑顔で話していた。