紙の書籍販売が再び減少 物価高も影響、出版科学研 2022-12-26 2022年の紙の出版物(書籍と雑誌の合計)の推計販売金額は、前年比約6%減の1兆1300億円台となることが26日、出版科学研究所(東京)の調査で分かった。新型コロナウイルス禍の「巣ごもり需要」が終息、物価高に伴う買い控えもあり、21年は15年ぶりに前年比増だった書籍も再び減少に転じる見通し。 同研究所によると、落ち込みが続く雑誌は、前年比10%近い減少となる見通し。同研究所は「コミックス(漫画単行本)を除き、コロナ禍前より市場規模が縮小し、減少傾向も元に戻った」としている。 電子書籍も伸びが鈍化しており、紙と電子を合わせた販売金額もマイナスの見込み。