副業を始めるなら、「ライター」がおススメな理由
そんな中、副業を目指す人たちの間では、今、やりたい仕事として「ライター」の人気が高まっているという。人気の秘密は何なのか。どうすればライターになれるのか。副業ライターとして経験を積み、50代でリストラされたのを機にフリーランスライターに転身を遂げた、しげぞう氏に話を聞いた。
―フリーランスライターとして、具体的にどんなお仕事をされていますか。
主にビジネス書のブックライティング(書籍原稿の執筆代行)と企業の広報誌、ウェブマガジン、企業のウェブサイトなどのライティングを行っています。
私の場合は、イベントの取材や対面取材によるブックライティングなど、リアルな取材ものに重心を置いているため、コロナ禍の影響で仕事は大幅に減り、一時は収入が激減してしまいました。ただ、今年に入ってからは、取材のオンライン化が浸透してきたことに加えて、止まっていた仕事も動き出したのか、現在は目が回るほど忙しくなっています。
―なぜライターになったのですか。
私はもともと会社員でした。クライアントの多くを占めていた製造業が拠点を海外に移したことが影響して、勤めていた会社の経営が傾き始め、40代後半になると毎年給料が減っていきました。減収分を補うために、時間と場所に拘束されず、年齢や学歴などが問われない副業を探しました。いろいろと試して、行き着いたのが副業ライターだったのです。やがてリストラで失業し、ライターとして独立したのですが、副業の実績が大いに役に立ちました。
―実際にライターとして活動してみて、いかがですか。
会社員時代と比べると、すごい速さで知見が広がっていく仕事だと感じます。原稿を一つ書くたびに、新しいことを知ることができます。
ほかにも、著名人も含めていろいろな人に会えることはこの仕事の醍醐味ですし、何よりも自分の仕事がクライアントに直接評価されるというのは、会社員のときは経験できなかったことです。このことは、ライターという仕事をしていく上で大きなモチベーションになっています。