幕末土佐の絵師「絵金」作とみられる高砂図屏風、民家で発見…修復へCF
屏風は昨年3月、民家の蔵で片付けをしていた住民が発見。縦約1.5メートル、横約2.9メートルで、熊手を持った 翁(おきな) とほうきを持った 媼(おうな) 、亀が松の木の前で向かい合う様子が描かれている。絵金蔵の調査では、絵金の画号「洞意」の落款があり、手のひらが大きく描かれている点などから、絵金作の可能性が高いという。
読売新聞のCFサイト「idea market」で8月15日まで、5000円~30万円の資金を募る。金額に応じ、2025年夏を予定するお披露目会への招待などの特典がある。目標金額は280万円。絵金蔵の担当者は「絵金の作品で、六曲一隻の大作も高砂図もこれまで確認されていない。多くの人に見てもらえるようにしたい」と話している。
7月15、16日には、香南市赤岡町の商店街で、絵金が描いた芝7居絵屏風を飾る「土佐赤岡絵金祭り」が開かれる。