JAXAと連携、串本古座高校に「宇宙探究コース」
県教委によると、宇宙探究コースは、公立高校としては初の宇宙専門コース。
カリキュラム素案では、宇宙に関する科目を3年間で7~11単位学習するとした。新たに採用する専門教諭を中心に授業を進め、宇宙探究の基礎や宇宙ビジネスなどを学ぶ。国際理解を深めるため、オーストラリアの自治体との連携も視野に入れている。
カリキュラム作成では、中須賀真一・東京大学大学院工学系研究科教授(航空宇宙工学専攻)が座長を務め、JAXAの研究者らが委員を務める検討会議が助言。具体的な授業の進め方などを検討している。
カリキュラムの素案について、中須賀座長は「宇宙を題材として数学・理科・情報・地球環境・ビジネス・国際関係などを広く学び、生きる力ともいえる問題解決力や粘り強さを鍛えることは、非常に効果的な教育となると信じている」とコメントした。