正倉院展、10月28日から開催 楽器など59件出展
出展宝物のうち「九条刺納樹皮色袈裟(くじょうしのうじゅひしょくのけさ)」は聖武天皇ゆかりの品を東大寺大仏に納めた際の目録「国家珍宝帳」の筆頭に掲げられており、天皇の仏教への信仰心を象徴する品だ。
「楓蘇芳染螺鈿槽琵琶(かえですおうぞめらでんのそうのびわ)」は貝殻を使う装飾技法の螺鈿(らでん)を施した装飾性豊かな琵琶で、「東大寺」の刻銘がある。ほかに大型でデザイン性が高い銅鏡「平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)」などが展示される。
会期中無休。観覧は事前予約制で、10月5日から販売が始まる日時指定券が必要(先着順)。