新しい滞在が楽しめるシティホテル40・大阪編2
「ミレニアル世代のサードプレイス」をコンセプトに、同規模のホテルと比較して共用スペースが充実しているのが特徴だ。1階はレストラン、2階はゲストが自由に使えるビリヤード台を備えたラウンジ、14階はバーとして開放。さらに屋上に続く階段を上ると、大阪のスカイラインを見渡す幻想的なルーフトップテラスに続く。化学式をイメージした照明や万華鏡を使ったアート、デジタルサイネージなどサイエンスを取り入れた内装も見どころだ。
大阪府大阪市中央区南本町1-5-11 TEL 050 3138 1988。全174室。1室12,000円~。
村野藤吾による〈新歌舞伎座〉の跡地に、その意匠を受け継ぐホテルが誕生した。設計を手がけた隈研吾は、村野流モダニズムの象徴ともいえる「連続唐破風」のファサードを忠実に再現。それらを低層階にあしらい、高層階の客室棟をアルミフィンの付いたカーテンウォールで覆った。現代アートのギャラリー機能も兼ね備えており、白髪一雄、ジャン=ミシェル・オトニエルなどの100点を超える作品鑑賞も楽しめる。なんば駅12番出口直結。
大阪府大阪市中央区難波4-3-3 TEL 06 6633 0030。全150室。1室24,000円~。
2度の増築を経て1937年に竣工した、鈴木禎次設計の百貨店建築〈高島屋東別館〉をホテルへとリノベーション。エントランスから客室に至るまで、百貨店の陳列棚などを思わせるデザインや、極力オリジナルを残したアールデコ調の装飾が随所にあしらわれている。堺筋側の2階に見える11連アーチのショーウィンドウや、67mも続くアーケードも印象的。国の有形文化財にも登録された名建築に泊まれる夢のような場所だ。
大阪府大阪市浪速区日本橋3-5-25 TEL 06 6695 7150。1室9,000円~。全313室。