絶滅寸前のトライバルタトゥーを蘇らせた106歳女性彫り師の物語。直撃した大島托にケロッピー前田が訊く 2023-06-05 世界的に最も知られたファッション誌がいま、大きな話題となっている。106歳を迎えたフィリピンの女性彫り師アポ・ワン・オドが『ヴォーグ・フィリピン』4月号の表紙を飾ったのだ。彼女の起用は、2020年にイギリスの女優ジュディ・デンチが打ち立てた「85歳」というカバーモデルの最高齢の記録を塗り替えたばかりか、服飾によるファッションでなく、ワン・オドの全身に刻まれた伝統のトライバルタトゥーを美しいファッションとしてアピールした点でも斬新だった(※1)。