『桝太一アナ、大学の研究員に転身 最終目標は「理系版の池上彰さん」』へのユーザーの意見まとめ
桝アナは4月から所属する同志社大学ハリス理化学研究所で専任研究所員(助教)として “科学を社会に適切に伝える方法”について研究します。また、現在メインキャスターを務めている『真相報道バンキシャ!』の番組出演は継続し、研究と同時に“科学を適切に伝える”ことを番組でも実践していくということです。研究者の道へ「科学と社会の架け橋に」 妻の言葉が後押し学生時代に培った生物の知識を生かした取材も――大学では具体的にどんな研究をされるんですか?
まずはテレビの世界から程遠くアサリを研究していた変わり者を採用してくれたばかりか、分不相応と言える立場にまで抜擢し成長させて下さった日本テレビには、心の底から感謝しています。
大学で実際にどこまでやれるかは4月以降の話になってきますが、大まかな研究テーマとしては、
・科学を伝える手段の1つとして、テレビはどの程度の影響力があり、どんな役割を担うべきか?
・科学を伝える手法・媒体にはどんな選択肢があるか? それぞれの特性をどう活かしていくべきか?
・科学と社会の架け橋になる人材をどのように育成し、社会に広げていけるか?
…などを考えています。
“科学”といっても範囲は広いですが、自分が得意とする生き物や自然現象のような“楽しい科学”から、コロナ禍での正しい知識や数字の解釈といった”必要な科学”まで扱っていくことを目指しています。
――研究者の道を選ぼうと思ったきっかけは?
「社会と科学を繋ぐ架け橋が必要」という考え自体は、高校生の頃から持っていました。その後、テレビ局員として現場経験を重ねていくうちに、具体的にどんな役割・ポジションが今の日本にはまだ欠けているか、徐々に見えてきたと思っています。そこを自分が担うためには、本格的にアカデミアの人間として過ごす必要があると決意しました。
――決断にあたり、家族の反応は?
妻には早い段階から相談をしていました。フリーアナウンサーになることは昔から絶対に反対されていましたが(笑) 今回は転職であり、また社会に貢献しようとする意図が明確だから、それなら止めないと言ってくれました。生活面でも、うちは妻もフルタイムの共働きなので「もし転職がうまくいかなくても何とかする」と言ってもらえたのは大きかったです。共働きならではの苦労もこれまでありましたが、今回の決断にはプラスになってくれました。次ページは:0からの再スタート「ZIP!を始めたときも同じくらい怖くて…」前へ12次へ1/2ページ