VERDYさん、BLACKPINKのAD就任、おめでとうございます!
「随分前に韓国人の友人に『BLACKPINKと仕事をしてみたい』と話していたんです。それからしばらく経って、事務所の方からオファーがありました。これまで彼女たちは特定のアーティストと仕事をすることがなかったので、とても光栄なことだと思いましたが、いいものを作るためには間に人を介してではなく、直接本人たちと話し合う場を設けてほしいと伝えたんです。それが叶ったのが2023年6月の日本公演のタイミング。そこで具体的にどんなアイテムを作りたいか話をし、急ピッチで制作を進めました」とVERDY。
意識したのは世界観の融合。「従来のツアーグッズは彼女たちが確立したガールズクラッシュのクールな世界観が強かったので、そこに自分らしいポップな要素をミックスして、ストリートシーンに届くことも考えました」
その言葉を象徴する一つがVERDYのオリジナルキャラクター「VICK」の隣にいる、かわいらしいクマのキャラクターだ。
「BLACKPINKの新しいキャラクターをどうしても作りたくて。彼女たちにも気に入ってもらえて嬉しいですね。今回はポップアップショップの場所の選定や空間デザインも手がけています。グッズの生産数もショップの規模感もスケールが大きすぎて驚きますが(笑)、SNSを通じて世界中のファンの反応が見られて楽しい。個人的にはこのプロジェクトを通じてアジア人としてのアイデンティティをより意識するようになりました。今はまだ黒人コミュニティに比べてアジア人同士の横のつながりが薄いように思います。アジアには世界に誇れるエンターテインメントがあり、アーティストがいる。これからも国を越え、アジア人同士のコラボレーションを通じて示していけたらと思います」