子供の交通安全根絶願い ヒマワリの絆で思いつなぐ

活動は、平成23年に京都府木津川市で起きた交通事故で亡くなった東陽大(はると)ちゃん=当時(4)=が育てたヒマワリの種をつなぎ、交通事故防止を啓発する目的でスタート。陽大ちゃんの両親が「生きた証を残したい」と、事故を担当した警察官にヒマワリの種を託したことがきっかけだ。
その後、警察官が異動先の亀岡署で花を咲かせ、陽大ちゃんの種は全国各地に受け継がれている。
アサガオは28年に警視庁綾瀬署管内の交通事故で亡くなった小学1年の男児が育てていたもので、亀岡署では昨年から植え始めた。
この日は近くの安町幼稚園の園児50人が、昨年育てたヒマワリの種約60粒とアサガオの種を丁寧に植えた。今後は署員が世話をし、7~8月には開花する見込み。建井秀之副署長は「被害者の子供の思いをつなげ、交通事故根絶を願う活動。これからも続けていきたい」と話していた。(木下倫太朗)