信長が狩野永徳に描かせた「安土城」屏風の捜索、「バチカンが協力確約」と副知事…再現の手がかり
織田信長が狩野永徳に描かせたと伝わる屏風は、天正遣欧使節が1585年にローマ教皇に贈呈。宮殿内に飾られた記録はあるが、行方不明となった。県は2026年の築城450年に向け、VR(仮想現実)技術での天主(天守)や城下町の再現を目指しており、屏風は大きな手がかりとして期待されている。
バチカン側は、屏風に描かれていた可能性のある日本初の神学校「セミナリヨ」に強い関心を示したという。大杉副知事は「新たな探索先のアドバイスもいただき、有意義な訪問となった。協力関係を維持するための文化交流も進めたい」とコメントを発表した。