米ビリオネアの美術品「お買い物」 高値を付けた10の絵画
コレクションの販売総額は15億ドル(約2050億円)を超え、ジョルジュ・スーラの『Les Poseuses, Ensemble (Petite version)/ポーズする女たち(小)』は1億4924万ドル(約200億円)、グスタフ・クリムトの『Birch Forest』は1億458万5000ドル(約140億円)でそれぞれ落札された。
しかし、1億ドル(約140億円)を超える値段で販売された絵画はこれが初めてではない。ここでは、米ビリオネアが高額で購入した絵画10点を紹介する。
■ウィレム・デ・クーニング『Interchange』
■ジャクソン・ポロック『Number 17A』
米CNNテレビによると、米ヘッジファンド運営企業シタデル(Citadel)創業者のケン・グリフィンは2016年、ウィレム・デ・クーニングの『Interchange/インターチェンジ』に3億ドル(約410億円)を支払った。
グリフィンは同じくビリオネアのデービッド・ゲフィンからこの絵を買い取り、それと同時に2億ドル(約270億円)のジャクソン・ポロックの絵画『Number 17A/ナンバー17A』を購入したと報じられている。
2つの絵画は、インフレを加味するとそれぞれ現在およそ3億7550万ドル(約510億円)と2億5000万ドル(約340億円)の価値になるだろう。
■アンディ・ウォーホル『Orange Marilyn』
米紙ニューヨーク・タイムズが報じたところによると、グリフィンはアンディ・ウォーホルによるマリリン・モンローの肖像画の一つ『Orange Marilyn』も2017年のプライベートセールで購入し、約2億ドル(約270億円)を支払った。
同紙によると、購入元は出版界ビリオネアの故サミュエル・アービング・ニューハウス・ジュニアだ。ウォーホルのモンロー肖像画は現在、約2億4200万ドル(約330億円)の価値があるだろう。