• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
大子漆(だいごうるし):文化財修復にも欠かせない“血の一滴”
2023-05-30
大子漆(だいごうるし):文化財修復にも欠かせない“血の一滴”

藤田 貴則
茨城県大子町で採れる「大子漆」は最高品質の漆だ。透明感あふれる独特の光沢が出るため、主に高級漆器に使われる。しかし国産漆が衰退していく中、最盛期には150人以上いた漆掻(か)き職人も高齢化などにより減少し、現在では専業者はわずか数人を残すのみとなっている。
日本の伝統的な塗料である漆は、ウルシの木の樹液を精製したものだ。固まると接着力が強く、防水性や耐火性にも優れている。採取方法は、幹に横一文字の傷をつけ、木が傷を癒すために分泌する液をヘラで掻き取る。木が成長するまでに10年を要し、1本の木から採れる漆はわずか180グラム、コップ一杯ほどだ。一度採取した木から、再び漆を採ることはできない。漆掻き職人は、「漆の一滴は血の一滴」と呼んで大切に扱う。

漆の歴史は古く、1万年以上前の縄文時代の遺跡からも漆塗りの装飾品が見つかっている。飛鳥・奈良時代には寺院などの建造物や仏具などにも使われるようになった。鎌倉・室町時代には漆器産業が盛んになり、貴族の食器や武士が身につける鎧(よろい)にも漆塗りが施された。江戸時代には輪島塗や会津塗など漆器の産地が全国に誕生。海外への輸出品としても珍重され、ベルサイユ宮殿のマリー・アントワネットの部屋には、漆器の展示スペースがあったという。西欧の王侯貴族に愛された日本の漆器は「Japan」と呼ばれ、中国の「陶器=China」と並び、東洋を代表する工芸品として名声を博した。
大子漆は主成分のウルシオール(樹脂)を多く含む。ウルシオールはフェノール系の物質で、含有する割合が高くなるほど透明度が増す。さらに塗り上がると深みと温もりを感じさせる独特の光沢を発するため高品質の漆として国内外で認知されている。この良質な漆は昔から、輪島塗など高級漆器の仕上げ用として使われてきた。人間国宝に認定されている漆芸家・大西勲氏も大子漆を愛用する一人で、「何度も塗り重ねるほどに深みのある輝きが出てきます。他の産地の漆ではこの艶(つや)は得難い」と語る。

大子漆は、茨城県大子町および栃木県那珂川町などで採取される漆のことを言う。大子町は寒暖の激しさが漆の生育に適した地形で、昔から優れた漆の産地として知られていた。大子町におけるウルシの栽培は古く、水戸黄門で有名な水戸藩二代藩主・徳川光圀が植栽を奨励し、農民の持ち高一石につきウルシの木1本を植えさせたことに始まる。当時は、塗料のほかに蝋燭(ろうそく)にも用いられた。明治初期には約3トンの採取量があり、昭和初期から福井・石川・福島など他県から漆掻き職人が大子町や那珂川町に滞在して漆を採った。

かつては生産量日本一を誇っていたが、近年の生産量は岩手県に次いで茨城県が全国第2位、栃木県が第3位となっている。岩手県が1位なのは、二戸市浄法寺(じょうぼうじ)町を本拠とする漆掻き職人が採取する「浄法寺漆」の集積地だからだ。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/a0cde6a5265987e7e311cad9c9e230a89fce2511

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • 小学館も来週に報告書公表
    2024-05-31

    知られざる作品や作家との巡り合いが生まれる高円寺のギャラリーショップ。
    2024-06-02

    映像化は「作家の意向第一」と小学館が指針
    2024-06-02

    中国でドラえもん映画が興行首位 国際こどもの日に12億円
    2024-06-03

    テレ東が警察密着番組の担当者らを懲戒処分
    2024-06-03

    ニコライ・バーグマンが手がける北欧のジュエリーブランド〈フローラダニカ〉旗艦店が南青山にオープン。
    2024-06-03

    「国芳の団扇絵 猫と歌舞伎とチャキチャキ娘」(太田記念美術館)開幕レポート。世界初の展覧会
    2024-06-04

    「KOTARO NUKAGA(天王洲)」が移転し拡張。約386平米の巨大スペースに
    2024-06-05

    国際博物館の日、今年のテーマは「学びと研究のための博物館」
    2024-06-04

    「ゲバルト」展が東京日仏学院などで開催。反暴力的反応とその美的様式を探る
    2024-06-05

    「犬派?猫派?」(山種美術館)開幕レポート。初公開から名作まで勢揃い
    2024-06-04

    特別展「梅津庸一 クリスタルパレス」が国立国際美術館で開催。00年代からの仕事を総覧
    2024-06-04

    「台北當代2024」開幕レポート。「台湾マーケットのニーズに応えるプラットフォームに」
    2024-06-04

    クールべ《世界の起源》はなぜ攻撃されたのか? ポンピドゥー・センター・メッスで破壊・盗難事件
    2024-06-04

    夜の美術館を楽しめる「サマーナイトミュージアム2024」が開催。東京都現代美術館、東京都庭園美術館などで入場料割引も
    2024-06-04

    第55回星雲賞・自由部門に「巨大ロボット展」 日本SFファングループ連合会議
    2024-06-05

    フィギュアスケートにもぴったり! ハチャトゥリアン作曲の『仮面舞踏会』【クラシック今日は何の日?】
    2024-06-06

    なぜ、いま「先住民の現代アート」なのか? 『美術手帖』2024年7月号は、「先住民の現代アート」特集
    2024-06-06

    書評:「普通にラッセンが好き」と言えない現代美術界へ。原田裕規『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』
    2024-06-06

    もしあの時に戻れたら…歌人・穂村弘が話題書『迷子手帳』で明かす、今も忘れられない「失敗」
    2024-06-07

    ©  Dopu Box
    💛