【春の青空の下、心を解放する】 チルアウトしたいときに聴きたい おススメのレコード5選
80年代に活躍した日本のバンド「チャクラ」のヴォーカリストで、現在もコンスタントに活動を続けている小川美潮のファースト・ソロ・アルバム。
「音楽、歌声、アートワーク、作品の隅々まで春の心地良い風が吹き抜けているかのよう。小川美潮の魅力がたっぷり詰まった、夫婦そろって大好きな1枚です」(清水さん)
2020年に惜しくも他界した大林宣彦監督の映画のオリジナル・サウンドトラック。主役をつとめたYMOの高橋幸宏が音楽も担当していることでも話題となった。
「エリック・サティの『家具の音楽』のような佇まいに、高橋幸宏らしいエスプリなセンスが光ります。サウンドトラックとは思えないほど統一感のある作品で、環境音楽のような感覚でいつも聴いています」(清水さん)
作曲家の林光が演劇のために作った歌に基づく12のプレリュードをピアニストの志村泉が演奏した作品。
「1月から12月まで、それぞれにちなんだテーマが掲げられていて、季節を感じながら楽しむことができます。最後に収められた「徳利小」は、沖縄の童歌の変奏曲。聴いているととても楽しい気持ちになります」(清水さん)
現代音楽の枠を超えて音楽の魅力を伝えてくれるふたりの作曲家・ピアニストによるデュオ作品。
「新鮮さと懐かしさが同居しながら、まるでいちめんに菜の花が咲いているかのように朗らかで、楽しい音とメロディが目の前に溢れかえります。おもちゃのピアノや木魚の音も飛び出してきて、いつのまにか童心に帰ったような気になります」(清水さん)
日本を代表する作曲家・武満徹がつくった合唱曲を東京混成合唱団がうたった作品。
「谷川俊太郎の詩に音楽をつけた楽曲や、羽仁進監督の映画『不良少年』のなかでうたわれた曲など、さまざまな心象風景が描かれています。日本古謡の「さくら」を編曲した楽曲も収録されています。聴いていてどこか懐かしさを覚えるのは、やはり日本人だからでしょう」(清水さん)
PHYSICAL STORE
所在地 東京都杉並区下井草4丁目32-17 第一陵雲閣マンション 107