<週末お出かけ>バング & オルフセン歴代の名作が一堂に会するアーカイブ展
極上のサウンドを奏でるだけでなく、デザイン性にも優れたオーディオブランドとして人気のバング & オルフセンが、この春、待望の新製品「ベオサウンド A5」をリリース。それを記念したアーカイブ展 “The B&O Design - From the Present to the Past -” が、西麻布のカリモク コモンズ トウキョウにて開催中だ。
1925年にデンマークのストルーアで誕生したバング & オルフセン。今回の展示では1960年代以降の製品を時代ごとに紹介。それらを一気に鑑賞することで、同ブランドが製品価値として大切に守ってきた、美しいサウンド、タイムレスなデザイン、比類なきクラフツマンシップを実感できる内容になっている。
展示は1960年代に発売されたベオリットシリーズのラジオからはじまる。この時代のバング & オルフセンがスローガンに掲げていたのは、商品の価格以上にデザインとクオリティを優先すること。例えば、会場に展示されているベオリットシリーズはやわらかな形状や角のない持ち手が特徴で、細部にわたって妥協のない作り込みが見てとれる。そして、これらは最新のベオサウンド A5にも継承されているのだ。
1980年代はレコードプレイヤーからCDプレイヤーに移行した時期で、バング & オルフセンはスピーカー技術の開発に注力。会場には最高の音質を追求するだけでなく、空間を彩るオブジェのようなデザインのスピーカーが並ぶ。
そして、2000年代以降はプレイヤーとスピーカーだけのシンプルな構成が主流に。そこからアンプとスピーカーの技術を詰め込んだオールインワン、さらには現在のWiFiスピーカーへと変遷する流れを、実際の製品を通して感じ取ることができるようになっている。